改めてハチクロに入門

ふと思い立って「ハチミツとクローバー」の原作漫画を
ブックオフ大人買いし、少しずつ読んでいるのですが、
これがかなり面白いのですよね。
映画を見て「痛い2人だなあ」とか思ってた真山と山田が
かように愛おしいキャラとは思いませんでした。
帰り道、真山が山田をおんぶするくだりなど特に秀逸で、
このシーンだけでご飯3杯はいけてしまう私です。
覚えて諳んじてみたいと思わせる詩的なネームも素晴らしいです。
このチャーミングさが映画にはなかったような気がしますね。
じっくり読もうかと思います。


ところでブックオフって基本立ち読み自由なので
少女漫画コーナーでは中学女子や高校女子や大人な女子たちが
ひしめき合って鬼のような集中力で本を読みふけってるわけですが、
そんな女子群の間をすいませんと後ろから押しのけつつ、
棚からごっそり「ハチクロ」を抜きレジに持って行くという
かような行為は微妙に気恥ずかしいものがあるわけで、
隣で立ち読みしている高校女子などに
「今日ブックオフハチクロ大人買いしてるおっさんハケーン。
ビミョーにキモいんですケド!」
とかミクシィの日記にでも書かれたりして、
そこに長蛇の列の如きコメントが付いたりしても不本意なのであり、
そこで私は「いや、妹に頼まれて渋々買いに来たのだ。
別に私が読みたいから買って行くわけではないのだ。
私に妹はいないのだが、そういうことなのだ。」というような表情で
アカデミー賞主演男優賞受賞クラスの演技力でもってそれを演じ
ハチクロをレジに持って行ったのですが、
そんな私の迫真の演技をもろともせずレジの女の子は
「あー今日は早く帰ってアイス食べて知子に電話して寝ようっと。」
みたいな雰囲気で淡々とレジを打ち私の表情など目もくれずに
私に素っ気なくハチクロを手渡したのでした。
何でしょう、せっかく演技したというのに。
「あ、妹さんに頼まれたんですね?」
くらいの一言があっても良いんじゃないか、
なんて思ったりした次第です。
まあ言われたら言われたで返答に困りますけどね。


ところで気恥ずかしいと言えば、
何日か前に新宿のタワーレコードで買い物したら
レジのお兄さんに「あ、お久しぶりです!」と声をかけられ、
驚きつつ見たらインストアライブの時にお世話になった方で、
すっかり素だった私は思い切り赤面してしまったんですが、
ああいう時って何となく気恥ずかしいですよね。
その時買ったCDはゆらゆら帝国だったんですが、
何となくKAT-TUNとかじゃなくて良かったー、とか思った私です。
まあ別にKAT-TUNでも良いのですけどね。