猫の耳でマスタリング

夏休みの宿題状態でひーひー言いながら仕上げた新曲ですが、
(まあ実際にはひーひー言ってないですが)
昨日無事マスタリングを終えました。
イトケン+ジマニカとのコラボ曲は
そもそも去年の忘年会から始まった話で、
ようやく完成に至ることが出来て感慨深いです。
ツインドラムが織りなす優雅かつ繊細なリズム美に
狂気を帯びて疾走する圧倒的なグルーブ、
そこにアコギの煌めくアンサンブルが重なる
ありそうでなかった楽曲に仕上がっています。
ぜひ全世界のリスナーに聞いていただきたいものです。


もう1曲はいつものジョン節というか、
キャッチーなメロ満開のポップな楽曲なんですが、
随所に細かい仕掛けが施されたひねた作りになっています。
私がひーひー言いながらフィールドワークして集めた
(まあ実際にはひーひー言ってないですが)
声素材を曲中でコラージュして使っているんですが、
その部分を聞いて石本さんは「これエヴァじゃん!」と
やたらと盛り上がっていて(笑)、
コラージュの仕方に近いものを感じたそうなんですが、
果たしてどうなんでしょうか。
私は全く意識してなかったんですけどね。
そういえば声素材を集めてる時に
「この言葉、綾波レイみたいに言いましょうか。」
と提案してた子もいたので
実はその気配があったのかもしれないですけどね。
今回行なったフィールドワークは
色んな人に同じ言葉を喋ってもらうというもので、
その素材を出来るだけたくさん集めたんですけどね。
その詳細はまた発売近くになったら書きたいと思いますが、
このフィールドワークの模様だけで
1枚CD作れるくらい面白い音の試みが得られたので
なかなか良い機会だったと思います。
でもエヴァとは違うのだよ、エヴァとは。
と言い張りたい自分がいますけどね(笑)。
色んな人の感想を聞きたいところです。


そんな新しい試みに満ちたfwjの新曲2曲ですが、
秋頃に配信でリリースされます。
ぜひお楽しみにということで。
猫のコマオも「良い曲じゃニャイの。」と言っておりました。
猫の耳をぜひ信用してもらえると嬉しいです。