ジョン・ケージは関係ない

私は普段は張子人形職人を生業にしていて
干支や招き猫を作ったり、いらっしゃいませなどと宣い
それを販売したりする日常を送っているのですが、
それと平行して飴細工職人としての活動もしており、
冷やし中華始めました的なノリで一定期間だけ活動します)
この土日、地元のお祭りに合わせ飴細工作りに勤しんだのですが、
飴細工って一応伝統芸能と言っても良い技ではありつつ、
実際にはポケモンやたまごっちやアンパンマンなどの
子供向けキャラを飴で細工して作り売っている感じで、
現代の子供向けキャラ商戦の行方を垣間見る状態なのであり、
ピカチュウ1匹で何億稼いでるんだ全く、などと
一介の職人の技にも影響を及ぼすキャラ物の
そのマーケットのでかさに想いを馳せてしまう次第なのですが、
まあある意味勉強にはなるのですね。
こんなものが現在、子供マーケットで売れているのかなどと。
一応普段、勉強の為にポケモン図鑑などを見たりはするのですが、
大人の私はすっかりこういうものに疎くなってしまったな。
と何だか相容れない壁みたいなものを感じてしまうのですよね。
子供の世界に入って行けない自分がいたりして。
子供はテクノもヒップホップもジョン・ケージも聞かないですしね。
おしりかじり虫とか聞いてますから。
ラーメンズの面白さをわからずに小島よしおの真似とかしてますから。
「そんなの関係ねえ!」とか子供たちが真似してるのを見ると
「いや、関係あるぜ、全ての事象が。君らのこれからの世界に!」
と子供たちの未来に向けて言いたくもなってしまうのですが、
まあ何が言いたいかと言うと子供と大人は違う世界を持っているのだ、
ということと、しかし子供を魅了するキャラは大人が作っていて、
そのマーケットは侮れない。ということです。


そんな私は今日仕事後、pasadenaのリハに静かに合流し、
生バンドに合わせて初めてラップなどしてみたのですが、
CDで練習してたのと勝手が少し違いましたが、
なかなか楽しい演奏が出来ました。
その詳しい内容なんかはまた後に書きたいなと思います。

あと先日、ある劇団の芝居を鑑賞して来たのですが、
その感想もまた後日書きたいと思います。
なかなか興味深かったので。


まあ結局何が言いたいかと言うと、
大人の世界は楽しいぜということです。
子供の世界も楽しいでしょうけどね。