梶原一騎は関係ない

今世間を騒がせている亀田親子ですが、
父史郎がかつて番組内で息子の興毅に送った手紙の内容が
まんま「侍ジャイアンツ」のパクリであったというエピソードが
何だか間抜け過ぎて悲哀すら感じてしまうわけですが、
侍ジャイアンツといえば原作は梶原一騎なわけで、
やはり亀田一家のルーツはそこなのかーと何だか腑に落ちた私です。
ちなみにこのネタ、映像で確認出来ます。


ちょっと前に「はなまるマーケット」に興毅選手が出演した際、
司会である薬丸氏に向かって
ヤッくん、フッくん、モッくんでシブがき隊やろ?
親父から聞いたで。」と、
彼の青春と栄光のアイドル時代を軽く一言で総括しており、
それを聞いた薬丸氏が一瞬ヤンキー時代の目の鋭さを取り戻したのを
私は見逃さなかったのですが、
(そういう意味に於いて彼はわかりやすいですよね)
見てて思わず「お前はヤッくんの友達か!」と、
ツッコまずにはいられなかった私です(笑)。


侍ジャイアンツ」「男一匹ガキ大将」っていうキーワードは
何だか大変わかりやすいわけですが、
空手バカ一代」「あしたのジョー」「巨人の星」などが
そこに加わる感じなんでしょうかね。推測ですけど。
70年代梶原イズム満載の時代錯誤っぷりを本気で走ってる姿は
客観的に見てて面白いと思うのですけど、
彼らの場合、多分何かが欠如していたんじゃないでしょうかね。
常識とか教養とか美学とかいった大事なものが。
梶原一騎の漫画には少なくともそれらは存在してましたもんね。
梶原作品の真の部分を読み取る読解力が備わっていれば
少しは違ったのかもしれません。
でもいざ亀田父に聞いてみたら
梶原一騎って誰や?」とか言われそうな気もしますけどね。
何だ知らなかったのかよって感じで。