グミ・チョコレート・パインに想う

先日「グミ・チョコレート・パイン」という映画を鑑賞したのですが、
ご存知大槻ケンヂ氏原作の青春小説の映画化ということですが、
小ネタも交えつつ実に手堅くまとめたという印象で、
なかなか面白かったですね。
07年の現在から86年当時の過去を回想する形式も良かったし、
原作でも迷走気味(?)だったパイン編をざっくりカットし、
前半の話でまとめたのが良かったんじゃないでしょうか。
原作で最も重要と思われる、賢三が美甘子を追いかけて行き、
踏切越しに会話を交わすくだりも丁寧に描かれていたし、
「人生てグミチョコレートパインだと思うの」という
作品のテーマ的なヒロインの台詞の扱いも良かったと思います。
(ラストシーンもちゃんとテーマに沿ってましたしね。
あのラストシーンは秀逸だったと思います)
大森南朋氏のくたびれ方も何だか良かったですね。
冴えない役やらせるとハマりますよね彼は。
ヒロインが微妙にぽっちゃりしていたのも80年代ぽいというか、
当時の新人アイドルってあんな感じでしたよね。
(「わらべ」にあんな子がいたような印象です)
あとワンシーンだけ出て来る峯田和伸氏のブリーフ姿が
妙に印象に残ったのですが(笑)、存在感ありますよね彼は。
銀杏BOYZってバンドはすごくグミチョコぽいと思うんですが、
ああいう男子ぽさって女子には本質的に理解出来ない世界でしょう。
実際下ネタ満載のグミチョコって女子が見ると
どういう感想を抱くのでしょうかね。
意外にカップルで見てる人、多かったですけどね。


ところでエンドロール見てたら「イトケン」「ジマニカ」という
非常に馴染みのある名を見つけて驚いたのですが、
どのシーンに出てたのか見てる時全然わかんなかったんですが、
ライブハウスのくだりで出てたんですかね。
まあ制服着たクラスメート役でないことは確かでしょうが(笑)。
あの劇中での猛烈なるドラムはイトケンさんが叩いてたんでしょうか。


しかし近頃のキッズはグミチョコレートパインなる遊びを知っていて、
なおかつ日常でプレイする機会はあるのでしょうかね。
「千代子」という名の女性に会うとグミチョコの遊びを思い出す私です。