エレカシ梅佳代ナベアツ

先日テレビで久々にエレカシのライブを視聴し
その変わらぬ熱き歌声に心打たれたのですが、
新曲が何だか感動的に良いなあとしみじみした次第です。
10年くらい前だか下北沢のシェルターというところで
エレカシのライブを見た記憶があるのですが、
確かその時途中で停電してライブが中断されたんですよね。
その時の宮本氏のあわあわっぷりが印象に残ってるんですが。
その時に聞いた「悲しみの果て」という曲に
私は大層心打たれたものですが、
それから時を経てまた新たな歌に感動を覚えるというのは
素晴らしいことのように思ったりしましたよ。
番組では芥川賞作家の川上未映子氏と対談してましたけど
髪を掻きむしり挙動不審な素振りで語る宮本氏を
川上氏が温かい眼差しで見つめていたのが良かったです。


あと「R30」という番組に写真家の梅佳代氏が出ていて、
ほうこの人があれを撮っているのかと興味深く視聴したのですが、
イメージしてた通りの可愛い感じの人でしたね。
トークもかなりイケてて笑えました。
彼女の「うめめ」という写真集に私は大変衝撃を受けたのですが
こういう視点をいかなる手法でフィルムに収めておるのか
その一端を伺い知ることが出来て面白かったです。
日々を生活している人間という存在が愛おしく思えるような、
おかしくもちょっと哀しくもある写真だと思います。

うめめ

うめめ


あとピン芸人日本一を決めるR-1グランプリですが、
連続優勝したなだぎ武氏のネタに感動を覚えましたね。
もうディランネタでブレイクしたのに果敢に新ネタで勝負し、
なおかつそれが確実に面白いというのは凄いことですよ。
ファミコンの使い方の発想も面白かったし、
演技も間の取り方も抜群に良かったですね。
世界のナベアツの「3の倍数と3の付く数字の時だけアホになる」
というネタも秀逸だなあと改めて感心しましたね。
数字の羅列にあそこまで意味のない意味を持たせるという
構築性の高さとくだらなさの同居たるやもう一種の発明ですよ。
ジャリズム時代から数えるともう相当のキャリアですが
今にしてああいう新鮮なネタを作れるというのは凄いと思います。
なだぎ氏といい、ベテランと言っても良いキャリアの人が
こつこつと積み上げて来て今才能が開花している様を見てると
力が湧くというか、元気が出るというものです。


しかしテレビばっかり見てる人みたいですね、
こういう感想を羅列してると。