私、太の使い方を学び

声優の広川太一郎氏が亡くなられたそうですが、
あの独特なる名調子を受け継ぐ者はおるのか果たして、
と想いを馳せるもその名がなかなか浮かばぬわけで
至極残念な事也と肩をがっくり落とすに至る3月であります。
Mr.Boo!」なんて彼の吹き替えでこそ面白い映画ですもんね。
個人的には「名探偵ホームズ」なども好きだったんですが。
あのジェントルにふざけてる感じが良いのですよね。
とか何とか言っちゃったり何かしちゃって。
早速「Mr.Boo!」シリーズでも見直そうかと思っています。
ところで広川太一郎と聞くとなぜか宮川一朗太氏を思い出すんですが
両者とも「太」の位置がおかしくない?という感じで、
「太ってそこに居ても良いんだー」みたいな、
太の自由ってやつを彼らから学んだような気がします。
まあ他に学ぶべき事象はあったとは思うんですけどね。
「太」の位置以外にも。


ところで近頃の私は籠って黙々と作業してばかりだったんですが
先日打ち合わせも兼ねて神森くんのスタジオに遊びに行き、
彼がユーロ高のため破格の高価で購入してしまったという
アナログ・モジュラー・シンセをいじらせてもらったんですが、
これがまた鉄腕アトムみたいな近未来な音が普通に出るわけです。
ぶーんとかうぃーんとかぴこぴことかそういう感じの。
なかなかに楽しいわけです、いじっていて。
まあ近未来と言っても鉄腕アトムが生まれたのって2003年なので
もう彼も今や5歳なんですけどね。
今ってどんだけ未来にいるんだよとか思いますよねそう聞くと。
我々は未来に居るのですよ実は。
未来では「太」の位置もより自由になっているはずです。
木村太郎」も「太木村郎」とかなってたりするはずです。
野比のび太」も「野比太のび」とかになってるはずです。
なっていないとすれば。
さほど未来でもないぜということなんでしょうか。
果たして。