私、東京おもちゃ美術館にて模索し

先日オープンしたばかりの東京おもちゃ美術館
私の作による張子作品も展示販売されてるのですが、
先立って商品の陳列に赴いた際に館内を全部案内してもらい、
一足先に楽しんで来てしまいました。
この施設は廃校になった小学校をそのまま美術館として利用していて、
各教室がそれぞれのブースになっている仕組みで、
建物の中に入るだけで何だか懐かしい気分になるのですよ。
小学校を久々に訪ねた的な気分満載で。
ちゃんと水飲み場とか校庭の遊戯機具とかがそのまま残ってるし。
中の廊下の雰囲気もそのままなんですよね。
そんな各教室に世界各国のおもちゃが展示されてたり、
良質な木のおもちゃが並べられていて触れることも出来たり、
巨大な木の遊び場もあり、木の匂いに包まれて遊ぶことが出来るのですよ。
私も木のプールに足を突っ込み「ひゃっほう」と声を上げたり、
木の楽器を演奏し俺って音楽家なんだぜ風なアピールをしてみたり、
サッカーよく知らないのにサッカーゲームで戯れてみたりしたのですが、
なかなか楽しいひと時を過ごせるなあこれは、と感心した次第です。
きっとお子さんは夢中になることでしょう。
キャラ物とかゲーム物とかのおもちゃじゃなくて
木で出来たパズルとか知育おもちゃとかの類いの
グッドトイとしてのおもちゃが主なので
お子さんにそういうので遊ばせたい親御さんにお勧めです。
まあ私のようないい大人がひゃっほうなどと言って遊ぶのも有りですが。


そんな展示品の中に長さが均等に揃った木琴というのがあって、
聞くと鍵盤それぞれが違う木で作られてるそうで、
見た目に大変美しいのでぜひ欲しいなと思い値段を聞いてみたら
「確か7万くらいですよ」とか言われて、
これに7万払って使い甲斐があるのかと
本気でちょっと購入への道を模索したりしたのですが、
「高いぜ」という結論を数秒後にあっけらかんと出すに至り、
取りあえずひと通り演奏するに留まり買わずしてその場を去ったのでした。
ちなみに私の所有してる木琴は4、5千円くらいなんですけどね。
子供用の「もっきん」という名称の。
そんなあだ名の子供いるだろうなという感じの。
どこか冷蔵庫の裏とか引き出しの奥とかに7万落ちてないかなと
一縷の望みにかけてみようかと思ったりもしたのですが、
生憎7万はそんな簡単に転がっていないものなのですね。
「7万が冷蔵庫の裏に落ちている一縷の望みが叶う薬」
みたいな代物が売ってたら買いたいくらいです。
それこそ7万くらいで。
意味ねえじゃんて感じで。