五月晴れに桜ふたつを

昨日今日ととても良い天気で、五月晴れとはこういう天候のことであろうかと
私は空を高く見上げつつしみじみ思うに至ったのですが、
この間の肌寒さはこの五月晴れを存分に味わうための下準備と言うか、
空腹は最大の調味料です的な憎い演出なのかとも思ったのですが、
それってある意味ツンデレーションとも言えるわけで、
デレ部であるところのこの陽射しに私は思わず「キミが好き」と
照れずに言ってしまいそうなハイなテンションに至りました。
ツン部であるところの肌寒さは私的にはもうノーサンキューです。
デレだけでお願いしますと誰にかはわかりませんがお願いする次第です。
しかしまだ梅雨という難関が待っていますからね。
油断は禁物というものです。


ところで今日、仕事で犬張子に名前を入れて欲しいという依頼を受けたので、
「何て入れましょうか?」と問うと、
「双子の赤ちゃんの名前なんですけど、『さくら』と『さくらこ』なんです」
とのことで、たった一文字しか違わないのかと驚いて
「随分似たような名前を付けたものですねえ!」と応えると、
「周囲にも反対されたそうですけど、そう付けたそうなんですよ」とのことで、
折角なので桜色をふんだんに使って名前を入れるに至ったのですが、
様々な命名の仕方があるものですね、世の中には。
ただでさえ似た容姿なのに名前も9割方被ってると見分けが付かなそうというか、
両者をどう呼び分けるのかが気になりますよね。
私の予想では「さくら」が「さくちゃん」で、
「さくらこ」が「らこちゃん」でしょうか。
そうやって差異を見出して行くしかないわけで、周囲の人も大変そうですね。
「チャーハン」と「キムチチャーハン」みたいなものでしょうかね。
確かに両者は違う食べ物だよなあという感じですが。
同じチャーハンに類する物としても。
値段にして50円は違いますからね。
将来物心ついたら「何でさくらこには『こ』があって私にはないの?」とか
「何で私だけ余分な『こ』が付いててお姉ちゃんは花の名前なの?」とか
どっちにしろ不平が出ないのでしょうかね。
何か勝手にさくらの方がお姉ちゃんだと思い込んでますけど。
マナカナみたいに似たような語感で付ける人は多いと思うんですが、
ほとんど同じような名前を付ける人もいるのだなと感心した次第です。
将来漫才師になったら「内海さくらさくらこ」とかになるんでしょうかね。
「ほくろのある方がさくらこです」みたいな自己紹介もありつつ。


双子と言えばあだち充的な、マナカナと三角関係になったらどうしようみたいな
勝手な妄想をしがちですが(私だけでしょうか)、
さくらちゃんとさくらこちゃんどっちを選ぶのか彼氏は悩みそうですね。
私が去年リリースした曲が「斬り翔べ、桜ガール」というタイトルなので
私はやはりさくらちゃんですかね。
ぴったりな曲を作ったものですよ私も。
まあさくらもさくらこもどっちも日本的で可愛い名前ですけどね。
ぜひ元気にすくすくと育って欲しいものです。
まあ実際会ったわけでもないですけどね。
名前入れてあげただけで。
ところで元ヤンの人とかはやはり「翔」と「力」とか付けるんでしょうかね。
美学として。
チャゲアスのファンの人なら「チャゲ」と「飛鳥」とか付けるんでしょうか。
もし自分が「五十嵐チャゲ」とかいう名前付けられたら嫌ですけどね。
声を枯らして改名希望の旨を訴えることでしょう。
それこそもう。
迷わずにSAY YESという感じで。


まあちなみに飛鳥は名字だぜって話ですけどもね。