蝉の羽根にメダルを

ダイナマイト関西2006」のDVDをブックオフで入手し鑑賞したのですが、
大喜利というのはコントや漫才よりも絵的に地味だし、
喋りの間や動きや空気に余り誤摩化されない発想そのものが問われるので
かなり純度の高いお笑いのひとつと言えるんじゃないかと思うのですが、
この大会を発案したバッファロー吾郎の功績は大きいなと思いましたね。
思わず唸らされる回答の連続で面白かったです。
M-1、R-1に次いでコント日本一を決める大会も近く催されるそうですが、
このダイナマイト関西ももっと注目されて然るべきじゃないかと思うのですよね。
せきしろVSダイアン西澤、バッファロー吾郎竹若VSケンドーコバヤシが秀逸でした。
「『何かの間違いですよね?』何がどうなっていた?」というお題に対するケンコバ
「ドレmeetsファソラシド」という回答なんか一編の詩かと思うくらいで。
竹若の「CHEMISTRYwith岡本信人(nobuto)」も良かったですけどね。
今年のダイナマイト関西決勝の顔ぶれもなかなか面白そうです。
http://www.d-kan.net/
非吉本勢もちゃんと残ってるのが良いですね。
個人的にはラバーガール大水を応援したい感じです。


それにしても蝉のせいでレコーディングがはかどらないのです。
蝉よ、せめて録音の瞬間だけ静かにしてくれいと、
小一時間かけて諭したい衝動にも駆られるのですが彼らは休まないのです。
決して夏をあきらめないのです。
この一瞬を逃したくないの。
私たち最後の夏だから。
みんなで一緒に輝きたいの。
私、声が潰れても絶対出場する!
とドクターストップを押し切って大会に出場し、声を張り上げ合唱するのです。
もう金メダル差し上げるから帰ってくれい、と小一時間かけて説得したいところですが。


ところで蝉界に於いても口パクという現象は見られるのでしょうかね。
(正確には羽根パクなんですかね)
よく見るとあいつ鳴いてなくない?みたいな。
容姿端麗の蝉と鳴き声だけは抜群に良い蝉との夢の組み合わせ。
そんなことを思いながらギターを弾いています。