ハイジ、ハイジ暮れ、ハイジ疲労

「アルプスの少女ハイジ」オリジナルサントラ(2枚組) <限定盤>

「アルプスの少女ハイジ」オリジナルサントラ(2枚組) <限定盤>

アルプスの少女ハイジ」のサントラ豪華2枚組ですが、永久保存版ですねこれは。
歴史的資料も解説も充実してるし、アートワークも綺麗だし、おまけも付いてるし。
CDが売れない時代にあえてCD買う理由としてはこういう「物としての価値」が重要ですね。
渡辺岳夫氏のペンによる美しく凛としたメロディーライン、
アコーディオンマリンバ、コンボオルガン、ホルンなどの楽器の配置、響かせ方、
アルプスの山々の風景を彩るような、ハイジの心の機微を繊細になぞるような楽曲群は
30年余経った現在でも色褪せず新鮮に聞こえます。
聞きながら様々な場面が蘇ります。
いやー素晴らしいですよこれは。
このアニメ制作にあたってスタッフ陣はわざわざスイスにロケハン行ったそうですが、
その時に現地録音した民族音楽や環境音なども実際アニメ内で使用されているのですよね。
サウンドの面でもハイジは充実しているのです。
数年前ハイジ全52話を改めて鑑賞した私ですがまた見たくなりましたね。
ハイジとおじいさんが山の夕焼けを見るという回があるんですが、
夕焼けの色が変わるのにハイジが感激するというだけのシーンなのに泣けるのですよ。
もうDVDボックス入手するしかないですねこれは。
渡辺氏はハイジの他に「キャンディキャンディ」や「ガンダム」とかも手掛けているんですが、
ハイジとガンダムの音楽が同じ人によって作られてるというのも凄いですよね。
「ハイジ、いきまーす!」とか「殴ったね!ペーターにもぶたれたことないのに!」
みたいな感じでしょうかね。
そういえば「キャンディキャンディ」の原作者と漫画家による
泥沼の争いはどうなったんでしょうかね。
両者の喧嘩のせいでキャンディは書店から姿消してるのですよね。
高杢とフミヤのチェッカーズ内戦争と共に気になる争いのひとつです。
ずばり余計なお世話というものですが。
私はというとこの年末、眼精疲労と争っています。
勝てるのでしょうか、果たして。