少女、大人買い

昨日は歴史と民俗の博物館というところで張子作りの講演みたいなのを行ない、
それ終わりで柏そごうに移動、という感じで慌ただしく過したのですが、
移動中思ったのは「実に寒い」ということで、暖はどこかにないか、暖!暖!と
暖をたずねて三千里状態に陥ったのですが、暖はそう易々と見付からないのですよね。
「暖よ、きみは今何処に居るのだい」と小さく呟きながら背を丸め歩き
私は寒の厳しさにひとり隠れて咽び泣いた次第です。
いい加減暖かくなって欲しいものです切に。


そんな折「アルプスの少女ハイジ」DVD全13巻が安値でヤフオクに出品されていたので、
「ここはひとつあっしに買わせて下さいまし」と念を込めて入札したところ、
「あんたさんの情熱には参りましたわ、ほな譲りましょ」とばかりに落札させていただき、
とうとう歴史に残る名作を我が手中に収めることに成功したのですが、
いざ一気に13枚全52話も手元に来ちゃうと何だか持て余してしまうというか、
第1話から見直しても良いけど中間の好きなシーンから見て行く手もあるし、
いきなりクライマックスからあえて逆行していく天の邪鬼方式で見て行くのもありかなどと
楽しみ方を思案しているうちにこのまま見ずに一生を終えるような予感もしてしまい、
どうしたものか、教えておじいさん、教えてアルムのもみの木よーと、
ついつい主題歌の一節を舌の調べに乗せてしまうのですが、
取りあえずは「五十嵐くんたら少女を大人買いしたんだって」
「やだ、ヘンタイじゃない」
とあらぬ噂が飛び交うことだけは避けたいなと思ったりしています。
この名作を腰を据えて鑑賞したい私の友人知人にはご一報いただければお貸ししますが、
「五十嵐くんたら少女を友人に回してるんだって」
「やだ、ハンザイじゃない」
とあらぬ噂が飛び交ってもまた困ることであるわけです。
ヘンタイとハンザイの狭間で。
どうしたものか、教えておじいさん、教えてアルムのもみの木よーと、
ついつい主題感の一節を舌の調べに乗せてしまう今日この頃です。