あらかじめ決められた恋人たちへを聞く人たちへ

昨日はひと足もふた足も早い春一番が吹き抜ける渋谷の街へ繰り出し、
あらかじめ決められた恋人たちへのライブを見て来たのですが、
非常にテンション高いステージで圧巻という感じでしたね。
公開レコーディングということで気合い充分て感じで。
彼のステージを生で見るの初めてだったんですけどね。
ソリッドなリズムと空間をビリビリと震わせるダブワイズ、
胸に刺さりまくりの哀愁のピアニカにすっかりずっきゅんとやられてしまいました。
こういう男の背中系の哀愁に弱いのですよ、私は。
ほぼノンストップの長丁場でしたが抑揚もきちんとあり、
最後までだれずに世界を築き上げて行く様は見応えありましたね。
周りの客も私も終始体が揺れっぱなしで、ラストのノイズまで気持ち良かったです。
私も一応ピアニカ奏者であるので彼のプレイを見ていて大分刺激受けました。
私がピアニカ吹くとどうも見た目小学校の授業中みたいな雰囲気になってしまうのですよね。
そろそろ授業を抜け出して街へしなやかに飛び出したいと思ってるんですが。
あら恋氏とはこの日初めて話したんですが、何だか大変腰の低い方でしたね。
ステージの迫力とはうって変わって。
「ステージの機材ってVSですよね?」と聞くと
「お、VSに反応するとは同世代ですね?」とのことで、まあ実際同世代だったんですが、
大体90年代に宅録してる人ってVS使ってる率高いんですよね。
VSに内蔵されてるエフェクトの質感とか私は結構好きなんですが、
それもあって彼のサウンドに親しみ感じるのかなと思ったりしました。
コンプの感じとか独特なんですよね。
この日は会場に映画監督の山下敦弘氏も来てたので(彼はあら恋氏の同期なんだそうですね)
「ファンなんです!作品全部見てます!」とミーハー魂全開で声を掛けてしまい、
相当鬱陶しい奴になってしまったのですが、監督は大変腰の低い方でしたね。
映画の迫力とはうって変わって。
しかし会いたいと思ってると会えるものですね。
会いたい人に会えるようにアクティブに動いていきたいものだと思ったりした次第です。
この日のライブの模様はmaoからライブ盤として発売されるそうです。
興味ある方は是非に、ということで。


しかし2月だというのにこの暖かさは何なのでしょうかね。
暖かいのは助かりますが一気に4月くらいにワープしてしまったような妙な感覚です。
冬眠してる熊も目を覚ますんじゃないでしょうかね。
冬眠に二度寝ってあるんでしょうか。
そんなことを想う不思議な2月です。