3月のサンガツ、考える
- アーティスト: ホナガヨウコ×サンガツ
- 出版社/メーカー: HEADZ
- 発売日: 2009/02/18
- メディア: DVD
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躍動感溢れるホナガさんの動きをその表情や息遣いなど含め間近で体感出来たし、
バンドの生の演奏も久々に聞けて楽しかったですね。
DVDを見た時は正直ホナガさんよりもサンガツの演奏ばかりに興味が行ってたんですが、
生で見る彼女の動きはとても魅力的でした。
ダンス(とざっくり言っちゃいますが)に付随する一定のビートやリズム、反復するものから離れて
不規則に点を打って行くような隙間のある音とか接触不良音とかと合わせたりする試みが面白かったですね。
見える動きだけでなく内面の感情の動きなども音と共に表現されていて。
何かでもドラムンベースみたいなリズムの曲に合わせて跳ねる様が少女みたいで可愛くて、
見てて一番楽しめましたけどね。
明快なリズムに乗る体が見ていてやはりわかりやすし、気持ち良いのだなと結局思ったりして。
コンテンポラリーダンスについて深く言及し得る程明るくもないのでわかりませんけどね。
あと、オノヨーコさんのポスターが偶然貼ってあったのが何だか良かったですね。
使うよなあそれは、という感じで。
サンガツは前に見た時は7、8人メンバーがいましたけど今回はシンプルなトリオ編成で。
聞いてると結局クリーントーンのギター2本とリズムというアンサンブルがサンガツの肝であって、
このトリオで充分サンガツの音なのだなと思いましたね。
少人数で出来るアンサンブルをあえて複数に分けて表情を豊かにしていく試みなんでしょうけどね。
トーンチャイムの導入とかもその路線に乗ってのことなんでしょうが。
ギターの音にネオアコとかギターポップの片鱗を感じて私はそういうところも好きなんですが、
実に独特なバンドだなあと改めて感じましたね。
以前見たチェルフィッチュの劇伴とか、持続を拒むような独自な音の配置だったりして、
(あの音を出すタイミングは作曲者の呼吸に沿ってるのですかね)
この感じはどうやって作曲編曲されてるのかぜひ一度スタジオを見学してみたいものだと思いましたね。
で、ライブ後はそのままサイン会へ、みたいな流れになったので
アーティストのサインを貰うのが好きな私はサインを貰うべくいそいそと列に並んだのですが、
現場を仕切っていた流通のK氏にそのいそいそした様子を見られてしまい、
何だかちょっと恥ずかしかったりした次第です。
サインを貰う様を知り合いに見られるのが恥ずかしいのは如何なる所以でしょうか。