裸のままで

「裸で何が悪い!」というのは蓋し名言であるなと思う次第で、
ジャニーズトップアイドルグループの一員として、
バラエティの突っ込まれ役として、ドラマ映画のいい人役として、
日韓友好の架け橋として、商品の広告の一素材として、
「地デジに変わります」だの「だってレンタカーだもん!」だの
「妻が洗ったタオルがいい香り」だの言い続け、
四六時中草なぎ剛であり続けなくてはならない日々に於いて、
そりゃ酒飲んだ時くらい裸の自分になりたいだろうよと思うわけで、
いつもテレビ向きの発言しか許されない彼が発した心の底からの叫び、
「裸で何が悪い!」に「YOUは悪くないよ、決して!」と応えてあげたい次第です。
まあ文字通り裸になっちゃうとは芸能人としては迂闊な行動であったわけですが、
思えば草なぎくんて元々そういう間抜け資質を持った子なのであって、
ある意味テレビのキャラを裏切ってないじゃんという気もして、
裸になってもやはり草なぎくんは草なぎくんであったのかと思いましたよ私は。
愛おしいですよ、エピソードとして。
酒癖悪い面白エピソードとかよくいいともでされてますしね。
今後バラエティで鉄板ネタになるのは間違いないでしょう。
つーかこういう失敗をネタに転換していくべきでしょう、芸人なら。
「裸で何が悪い!」は本音を言えないストレスまみれの現代社会を生きる者にとって
「元々特別なオンリーワ−ン」みたいな安い言葉なんかよりもよっぽど心を打つ言葉で、
彼はもう「裸になりたい」という曲でソロデビューするべきで、
私はそのCDを発売日前日にフラゲするでしょうね、もしそうなったら。
保存用と聞く用と2枚買うでしょうね、もしそうなったら。
まあこうして彼を擁護するのも自分が酒飲みだからというのも大きいですけどね。
酒飲みというのは大抵人の酒の失敗に寛容です。
しかし彼も相当な売れっ子のはずなのに「なぎ」の字が未だ変換出来ないというのは
どうしたことでしょうか。
どこにあるのでしょう、「なぎ」。