夏の珍事

一昨日昨日と飴細工の仕事で松戸と川崎のパチンコ店に行って来たのですが、
パチンコ店内はいつも人でいっぱいですね。
平日の昼間になんであんなに人が溢れているのでしょうか。
しかも若い方からお年寄りまで幅広い客層で。
パチンコ業界のマーケットのでかさに感心しきりです。
実際店員さんのサービスは細かく行き届いているし、
飴細工を配布するなどの客を飽きさせないアトラクションも豊富ですしね。
あの喧噪もひとりになれるし、逆に居心地良いのでしょう。
恐るべしサービス力です、パチンコ店。
それにしてもパチンコ店の女子店員さんはみな化粧が濃い印象なんですが、
あれは何か理由でもあるんでしょうかね。
あんたそれ絵画かと問いたくなるような顔面の方が稀にいるのですよね。
ああなると毎朝美術の時間みたいなものなので大変でしょう。
あのくらい濃く装備しないと戦えないというメンタルな問題が関与してるのでしょうか。
だとしたら応援してあげたいところですが。


ところでそのパチンコ店のお客さん用トイレに入ったところ、
いきなり「こんにちは!」という感じで自動で便座カバーが持ち上がったのですよね。
どうやらセンサーで人が目の前に来ると反応するシステムらしく。
ほほう、こりゃ凄い,トイレまでサービスが行き届いているなと
いざベルト外してズボンを下ろそうとかちゃかちゃやってると
トイレくんは「あれ、この人座らないみたいだな」と
その数秒の内に退避という判断を下し、
折角持ち上げた便座のカバーを下ろしてしまったのですよね。
私のヒップにばずん!とぶつかりながら。
「いやいやちょっと待て。これから座るからしばし待たれい」と
再び腰を上げるとトイレくんは「お、新規の客だ。こんにちはーっ」と
さっきまでのくだりを忘れてご新規気分で便座カバーを持ち上げるので
いやさっきからいたんだけど、と思いつつズボンを下ろそうとかちゃかちゃやってると
再び「あれ、この人座らないみたいだな」と便座を下げやがるのですよね。
私にヒップにばずん!とぶつかりながら。
「いやいやそのくだり2回目だから!座るからしばし待たれいよ」
と便座カバーとの攻防が何度かありつつようやく座れて。
で、いざ用を足して出ようかとちょっと腰を上げただけで今度は
「あ、終わりました?はい撤収〜」とばかりに即流されてしまって。
おまけに「ありがとうございました!」とばかりに
便座がばずん!と下りて来てしまって。
「いやいやもうちょっと待たれい!アウトロというか余韻的なものがあるだろうが!」
とトイレくんの空気の読めない過剰サービスに再び物申す羽目になったのですが、
何だか困惑してしまいますねあれ。
トイレ内の一連の流れくらい客のタイミングにまかせてくれないかという感じで。
撤収の合図をなぜきみが出すのだという話ですし。
そのうちトイレに入るだけで「いらっしゃいませ!」とか
「喜んで!」とか声がかかるようになり、
「本日もご精が出ますね!」とか「夕べ飲み過ぎました?」とか
サービストークが繰り広げられるのではないかと心配になってしまいますね。
そんなこと言われても「はあ」くらいしか返せないですもんね。
「喜んで!」とか言われても。
何を喜んでいるのだという話で。
まあそんなパチンコ店でのちょっとしたお話です。


それにしても「こち亀」実写版の中川と麗子の衣装は何なんですかね。
ふざけているのでしょうか、あれ。
この夏の珍事のひとつじゃないかと思います。