私、十三の夜に

そんなわけでまだ関西にいます。
仕事終わってホテル近くの惣菜屋でおかず買って部屋で食べてビール飲んで寝るという、
実に地味な感じで過ごしています。


そんな折、昨日は兵庫在住のcmdn氏に「五十嵐くん、十三で飲もう!」と誘われたので快諾したところ、
「他にも参加者募るから」とのことだったので彼の知り合いでも誘うのかなと思ってたら、
ミクシィ等で「fwjファンの集いやります!」などと私の知らないうちに勝手にファンの参加を募っていたので、
何どうなってるわけこれは聞いてないわよと問うてみると
「や、五十嵐くんは関西でライブやらないからファンとの交流の場がないじゃん」などと云々言うておるので、
まあ彼なりの配慮なのかと思い傍観していたら本当にファンの方が来て(!)、一緒に飲むことと相成ったのでした。
まあファンていってもよくライブに来てくれる方で顔見知りだったんですけどね。
いきなりの話でよく来てくれたものだという感じで。
そんなファンの方と初対面のcmdn氏と私という不思議な集まりで
駅前の冷や奴200円みたいな庶民的なお店で軽くビールなど飲みました。
私がその200円の冷や奴を頼んで「さあ食べようぞ」とだぼだぼと醤油かけたら
店のおばちゃんが「お客さんそれ!」と声を上げるので何かと手元を見やるとそれ醤油じゃなくてソースで、
私はあろうことか冷や奴にソースかけるという八兵衛ばりのうっかりをしでかし、
「うわ、うっかりした!」と思わず十三の真ん中でうっかりを叫んだのですが、
おばちゃんが「あんたもう本当にしょうがないわね」と母親然とした態度で新しいのと交換してくれたので、
その後ちゃんと醤油で冷や奴を食すことが出来、うっかりは救われたのでした。
私としたことが絵に描いたようなうっかりを序盤から発信してしまいました。
言い訳をさせてもらうと醤油とソースの入れ物は全くの同一タイプであり、
蓋の色だけで識別するようなシステムになっており、
そのシステムを認識せぬ慣れぬお客さんが間違える可能性はかなり高いと思われ、
そこら辺改善を要求する次第でありますと店主に声高に述べようと思ったのですが、
おばちゃんに即交換してもらったのでその機会をうっかり逃してしまいました。
気になるのは私がソースをかけてしまった冷や奴はその後誰が食べたのかということです。
店の賄いにでもしたのでしょうか。
そんなうっかりソース事件など気にもせずcmdn氏はレモンハイを飲みつつ
「こっちのはちょっと甘いんだよ」などと関西味について語り、
「来月から韓国に引っ越すんだよ」などと韓国について語り、不思議な宴を楽しんでおりました。
その後閉店になったので飲み屋を出て「じゃあコーヒーでも飲んで帰ろうか」と彼が言うので
どこ行くのかなと思ってたら駅前のミスドに入って行くので、
この前私がミスドについてブログに書いたのでここをチョイスしたのかなと思ったら、
「や、そこにミスドがあったから。」と山があるから登るんだ的なことを言うので、
一瞬彼が登山家に見えてしまいました。
そんな登山家を筆頭にミスドでみんなでコーヒー飲んで。
勿論ドーナツは食べませんでしたよ(笑)。
cmdn氏は帰る間際にファンの方に「これからもfwjをよろしく!」などと挨拶し、
「五十嵐くん折角だから握手してあげなよ」などと云々言うておるので、
何だ今日のcmdn氏の立ち位置はマネージャー的なあれなの何なのと思ったのですが、
まあ彼なりの配慮なのかと思い素直に受け取りました。


十三のディープな飲み屋で何かハプニングが起きて
「私、十三で面白事件に遭遇」みたいなネタでも書けるかと思ったら
実際には「醤油とソースを間違えちゃったよ、てへ!」みたいなサザエさんレベルのことしか起きず、
ファンを募ったら謎の人物が現れ五十嵐の身に事件が!みたいなことも起きず、
いつもライブに来てくれるファンの方と普通に歓談という実に平和な感じで終わりました。
そんな十三の夜です。
盗んだバイクで走り出す十五の夜とは大違いです。
そんな締めで良いのかって話ですが。
冷や奴にソースをかけた思い出が十三に出来ました。