ツイッター、時間の停滞、アンヴィル

ツイッターとかやってるとブログの更新が滞りがちですね。
まあツイッターの方も言うほど頻繁には書いてないですけどね。
未だ使い方よくわかっていないんですが。
単にブログの短い版みたいな扱いで書いています。
こっち書いてない時はそっちで何か書いてますのでよろしくお願いします。


先日は人身事故の影響で乗っていた電車が突然ストップし、
そのまま車内に1時間閉じ込められるという不測の事態に見舞われたんですが、
そういう突然の時間の停滞に対して思考を動かし発信するというリアクションを取るのに
ツイッターという媒体がちょうどよい感じで機能するなあとか思ったりしました。
単に思ったことをツイッターでリアルタイムで発表してただけですけどね。
車内の人が次々と電話で「電車止まってて遅れます」的なことを告げていて、
みなそれぞれ約束を抱えて電車乗ってるんだなと思ったのですが、
(私も約束があったんですが電車内で電話するのに抵抗があったので降りてからしました)
まだ30分しか止まってない状態なのに「かれこれ50分くらい動いてなくて」と
時間を水増しして報告している人もいて、車内の人全員が
「この人ついでに遅刻をごまかそうとしている!」と突っ込んだと思うんですが(笑)、
乗ってる人それぞれの人生のそれぞれの1時間が一斉に停滞する場面に出くわして
不謹慎ながらも面白いなと思ったりしてしまいました。
車内の8割の人が携帯を見るという(自分も含め)現象にもへえ、と思いました。
他に見るものがないというのもあるんでしょうが。
たまに車内の人ほぼ全員が携帯を見てたりすると異様な光景に思えますが、
今はそういう社会なのだなあとも思います。


で、こちらはツイッターに書いてない話題ですが、映画「アンヴィル」見ました。
バンド経験者なら誰しも見ていて感情移入して心動かされることでしょう。
私はもう終始泣きながら見てしまいました。
デモテープ送って返事来た!とか、ライブ決まった!とか、
レコード会社に断られた!とか、メンバーと大喧嘩!とか、ギャラどうなってんだ!とか、
バンド活動の悲喜こもごも「それわかるよう〜」という感じで。
私もそれなりなバンド活動を10年ほどしておりましたもので。
(私の場合メンバーよりも業界の連中とバトルする機会が多かったですが)
結局挫折してソロに転じたわけですが未だに夢見てしまうのですよね。
バンドというものに。
永遠の憧れなんですよね、バンド。
同じバンドを30年も続けることがいかに大変なことか。
アンヴィルメンバーの家族がみな「私も一緒に夢見てるのかも」という発言と共に
メンバーを支えている姿にも感動したし、
メンバー同士の愛情にも泣かされっぱなしですよ。
喧嘩の後で「愛してるからつい感情をぶつけちゃうんだよ!」ていうくだりとか、
「崖から飛び降りるしかないよ」「そしたら俺が腕を掴んで引き止めるよ」
みたいなやりとりとか、もう夫婦みたいなもんですよねああなると。
「大事なのは人との関わりだ」という発言も染みましたし、
いちいち名言が飛び出すのですよね。
もうメモメモって感じですよ。
アルバム制作費稼ぐのに自分に合わない仕事するところとかもう切実過ぎて身につまされましたよ。
「俺は実直な人間だった」て。
それこそ終始彼の実直さが伺えるような撮り方も良かったですね。
メンバーが会話していてふとトラックが通り過ぎてそれを数秒見やるという、
別にカットしても良いように思える場面とかにふと彼らの素の表情が伺えたりして、
ああいうところが巧いなとか思ったりしました。
後半観光するシーンとか妙に映像が綺麗で(神社のところとか何か味わいありましたね)
最後のライブシーンはまさに「映画!」って感じで感動的でした。
バンド経験者はマストな映画ですね。


というわけで12月ももう1週間経っちゃいました。
早いものです。
諸々やらねばいけないことがあるのです。
アンヴィルが頑張っているのだから私も頑張らねばなるまい。