マリアとアマゾネス

フジファブリックの志村氏の訃報、非常に残念に思う次第です。
彼ら独自の叙情性溢れるプログレ風味な楽曲が私は好みでして。
「打ち上げ花火」とか「マリアとアマゾネス」とか。
誰かやってそうで実は今誰もやってない路線だったと思うのですよ、そういうの。
思わずコピーしたくなる数々の名リフを生み出すギターリストと
ヴィンテージシンセで気の利いた音色と演奏で聞かせるピアニストと、
華のあるスタープレーヤー2人もメンバーに擁していますしね。
彼らが老舗のプログレバンド四人囃子と共演した時は自分の中ですごく腑に落ちたものです。
自分はフジファブリック四人囃子的なものを期待してたのかと。
そういう目線で彼らを支持していた私のようなおっさんリスナーは一定数いたと思うんですけどね。
クリスマスイブに29歳の若さで突然原因不明で亡くなったロックバンドの美形ボーカリスト
というキャラをフィクションで描いた場合「その設定、またベタな!」と思いがちですが、
現実にそういうことが起こっちゃうのだから困ったことです。
自殺じゃないのか云々憶測が生まれそうですが死因不明だというなら不明なのでしょう。
今はただ彼がこの世からいなくなったことを残念に思い冥福を祈るだけです。