とらのはなし

みなさんあけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
ツイッターなんぞやってるとこっちがおろそかになりますね。
まあ単純に長文を書く時間がなかったというのもありますが。


今年2010年は寅年ということで、私は年男というやつになるのです。
売り場で張子の虎を描きながら売りながら「私の作った私の干支が私の元から嫁に出て行くのだ」と
年男なりの感慨を持った自分ですが、買っていく人も「私寅年なの」とか「俺寅年だからさ」と
自分の干支であるゆえ虎を買うのだという自分なりの虎決意を表明するので、
そうですかみなさんも年男年女ですかと軽い仲間意識のようなものも覚えた自分ですが、
寅年と聞いてすぐに年齢を推測してしまうのはよろしくないと思いつつもしてしまうものですね。
さすがに24じゃないな36だな、みたいな。へえ48っすか若いっすねとか。
年配の方だと自分とどんだけ離れてるんだろうとか思ったり。
干支がひと回り下の人に会うと「自分が高校3年の時にこの人やっと小学校入学したのか」と
当時の年齢で比較して途轍もない時の差を感じたりしますが、
ある程度の年齢になると普通に一緒に仕事したりしてるんだから不思議なものです。


そんな年末年始ですが私は忙しくしておりました。
年明け早々タイガーマスク主題歌の「虎だ!お前は虎になるのだ!」部分を復唱しつつ、
MAXの「トラ!トラ!トラ!」で踊り狂い、THE虎舞竜の「ロード」で泣き、
CKBの「タイガー&ドラゴン」で俺の話を聞くよう懇願し、
寅さんの口調で「葛飾生まれヒップホップ育ち、タコ社長はだいたい友達」とラップしながら酒を飲み、
最後酔っぱらって大トラになるなんて羽目の外し方を目論んでいたのですが、
次の日仕事だったので控えました。
タイガーマスクのエンディングテーマがあんなに哀しいのは何故なのか考察しつつ。
ところで布袋寅泰はやはり「俺の名前の入ってる年だぜポイズン」とか意識したりするのでしょうか。
「布袋寅年、安泰にポイズン」とか年賀状でもじったりするんでしょうか。
今書きながら発見したんですがあの人の台詞の最後にポイズン付けると妙にしっくり来ますね。
今井美樹好きだぜポイズン」とか。「町田康ごめんねポイズン」とか。
今年最初の発見がそんなので良いのかという話ですが。
あしたのジョー」の中で段平のおっちゃんが「お前ら張子の虎かっ!」と
ジムの練習生を叱るくだりがあるんですが、
年末年始に張子の虎を売りながらふとそんなシーンを思い出したりした私です。
今年自分を叱咤する際はそのおっちゃんの顔と台詞を思い出そうと思います。
そんなわけで今年もよろしくポイズン。