音楽キープオン

先日は友人がバンドで三味線を弾くというので見学に新宿まで行って参りました。
新宿といっても駅からかなりの距離を歩いたので
これを新宿ですと紹介するのは如何なものか、「二アリー新宿」とか「ほぼ新宿」とか、
「限りなく新宿に近いブルー」みたいな適した言い方があるのではないかと
あれこれ思いながら歩いてたら途中で迷ってしまって、到着により時間がかかったりしたんですけどね。
新宿は広いのだなという己の認識を新たにした次第です。
そんなほぼ新宿で友人の三味線演奏を楽しみました。
私の大学時代の同級生なんですけどね。
ユニークな男なのです。
卒業して10数年経ちますがユニークキープオンです。
ちんどんと大太鼓とギターと彼の三味線という編成のバンドでしたが、
彼の独特な節回しの歌と三味線捌きが良かったですね。
中原中也の詩に曲をつけたのとかも良かったですが、
彼のオリジナルの歌詞が結構良くてしみじみしましたね。
民謡とざっくり一口に言ってもあれこれ違いがあるんでしょうけどね。
私は手を出したことのないジャンルなのでちょっと背景に興味湧きましたね。
彼が三味線の師匠に稽古付けてもらってる話は昔から聞いてましたが、
ちゃんと演奏と歌を聞いたのは実は初めてだったんですよね。
何と大太鼓の方は細野さんのバンドのメンバーさんなんだそうで。
なんでそんな方がバンドに参加してるのかよくわかりませんが
(本人もよくわからないと言っておりましたが)
そこら辺も改めてユニークだなと。
こういうバンドがライブハウスでやったら浮くだろうなと思いましたが
(実際浮いてましたが)
面白いものだなと思った次第です。
しかし私自身いろいろなライブハウスで演奏して来たし、客として見にも行って来ましたが、
まだ知らないライブハウスがいっぱいあるんですね。
昔活躍してて最近顔を見ない俳優さんの名前なんかを見かけると
「へえまだやってたんだな」とか思うと同時にその人の送って来た人生を垣間見てしまいますね。
鳴らし続けることは大事です。
そんなことを思ったりしたのです。
ほぼ新宿にて。