毛布の中から

そんなわけで無事ノースカロライナ着きました。
成田からは割とすんなり飛行機に乗れ、
五十嵐を飛行機に乗せないの会の会員がいないことに安堵したのですが、
飛行機の中が案の定冗談でしょ?と問い正したくなるほど冷房が強く、
それこそ冗談みたいに毛布にくるまってぶるぶる震えながら過ごしました。
どうやら五十嵐を寒がらせるの会の会員がそこら中にいた模様です。
12時間半その状態キープオンですからね。
もう毛布男のあだ名をちょうだいする勢いでした。
実際ちょうだいしていたかもしれません。
あいつ毛布にくるまり過ぎじゃね?と噂になっていたかもしれません。
「温泉」という単語が私の頭の10割を占めるという奇跡の瞬間もありました。
機内では12時間半ずっと映画を見ていたので一睡もしなかったのですが、
久々に映画をまとめ見出来たので良かったです。
ゴールデンスランバー」が特に面白かったですね。
堺雅人って良い役者だなあと機内でひとり感心した次第です。
毛布の中から。
その後ワシントンに着いてから乗り換えだったんですが、
入国するのに税関の女の人が「俺が何したんだ!」と問いたくなるほどいじわるで、
「英語喋れない奴は帰れ!もしくは死ね!」と言わんばかりの態度で、
五十嵐を入国させないの会の会長はこやつかと己の中指が立ったのを確認したのですが、
違う人のところに行ったら割とすんなり通してくれました。
周りの人からも「あいつ超感じ悪くね?」と言われていましたが、
機嫌でも悪かったんですかね。
あの女がたんすの角に小指をぶつけて痛がりますように!と
プチ呪いをかけておいたので今頃報いを受けていることでしょう。
その後も金属探知のところで「上着脱げ靴脱げ何しろ全部取れ」と
お前はおいはぎかと問いたくなるほど脱がされ調べられ、
(まあそれは安全上良いことなんですけどね)
何やかんややってたら搭乗時間ぎりぎりになってしまい、
「早くして!飛行機飛んじゃうから!」とダッシュさせられる事態になり、
久々に全力で疾走しました。
草原を駆ける馬の如くしなやかに。
ワシントンの風となって。
で、結局間に合ったんですけどね。
そんなこんなで無事ノースカロライナに着いたというわけです。
「遠かった」というのが率直な感想です。
そして眠いです。
急に朝と夜が逆転するのだから大変なことです。
1回行ったから慣れているはずだという己の自信は軽く崩れ去りました。
まったくもってどうなることやらです。