夏の準備、檸檬

風の噂によるともう7月なんだそうですね。
夏じゃないですか、完全なる。
この時の流れの早さたるや。
夏の準備もまだしていないのに。
夏の準備といっても自転車のサドルを高く上げるだけですけどね。
穂村弘風に。
しかしこの調子だとあわあわしてるうちに終わってしまいそうです、7月も。
どうしたものでしょうか。


そんな私はこの間神保町でライブやったばかりなのに
また仕事で神保町に通っています。
三省堂という本屋さんで実演しています。
学生時代から頻繁に利用している書店なんですけどね。
まさかここで仕事するとは思わなかったですが。
開店前の書店内の雰囲気とか、内部とか見られて何だか新鮮です。
今後ここに本を買いに来る際には身内然とした態度になってしまいそうです。
「お疲れさまですー」などと全員に挨拶などしたりして。
一日中本屋で過ごせるなんてのは良いよなあと軽く思っていましたが
仕事で来ているとゆっくり見られませんね。
本屋には客で来ないと。
しかしこれだけたくさん本があると1冊くらい余計な本が置いてあっても気が付かなそうです。
自分の自費出版した本を勝手に棚に入れて行く「逆万引き」とかないんですかね。
盗んで行かないで逆に置いて行くという。
詩歌とか短歌のコーナーに1冊そっと置いてあってもしばらく気が付かない感じがします。
客がそれをレジに持って行って初めて「あれ?こんな本入れてたっけ?」と気が付くという。
違う書店には檸檬を置いて行く人もいますけどね。
もし三省堂檸檬が置いてったら「いや店が違うし!」と店員も突っ込むことでしょう。
そんな光景を見てみたいものです。
「そうそう梶井基次郎の名作にあやかってね、って店違うわ!」
とノリツッコミする店員がいたら面白いですね。
そんなお笑い技術を心得た店員がいないものか。
そんなことをひとり思う次第です。