日常と非日常のあいだ

相変わらずざわざわと落ち着かない日々ですが、
やるべきこと、やれることを見据えて粛々と行なっている3月の後半です。
ええ?この国大丈夫なの?レベルのニュースを耳にする傍ら、
普通に仕事をしてご飯を食べて電車に揺られて音楽を聞いたり本を読んだり
日常を生きている感覚は何だか不思議なものです。
停電も余震も原発の影響による生活の変化もそのうち日常に組み込まれるのでしょうか。


ところで昨日から新宿高島屋にて「職人男子展」という催しで実演しています。
若手の男子職人が一堂に介し、技を競うみたいな内容です。
そこで私は招き猫など描いています。
イベントの詳細はこちらです。
http://www.takashimaya.co.jp/shinjuku/
若手といってもほとんどの人が30代、40代なので男子って年でもないんですが。
当初テレビや雑誌の取材も入って大々的に打ち出すみたいな話だったんですけどね。
地震の影響で全部流れたので実に地味に始まっています。
新宿にお越しの際はぜひ立ち寄って盛り上げていただきたい所存です。
商人としては経済の停滞が原発の次に恐ろしいです。



あと猫町ギャラリーにて行なわれる予定だった小嶋伸さんの展示に代わり、
急きょ猫作家さんたちによるチャリティーイベントが催される運びとなり、
私も猫作家として作品を提供することになりました。
4月2日にはfishing with johnとしてライブも行なうという活躍っぷりです。
イベントの詳細はこちらです。
http://www.necomachi.com/catsaid_main.htm
ライブの収益金はすべて義援金として寄付させていただきます。
お客さんが少ないと「五十嵐は音楽家として人気がないのだ」という認識を
他の猫作家さんたちに与えてしまう恐れがあります。
折角の支援も微弱なる額では申し訳ないという節もあり。
ぜひここはひとつ足をお運びいただきたく思う次第です。
谷中散歩のついでに、花見のついでに、
猫作家さんの作品鑑賞ついでに、チャリティーついでに。
お待ちしております。
あなたの日常からの一歩を。
というわけで。