ノルウェイじゃない森

そんなわけで伊勢から帰還しました。
あっという間に1週間過ぎたという印象です。
仕事とはいえ旅に出ると気分転換になって良いですね。
たくさんの子供たちと触れ合って楽しかったです。
期間中伊勢神宮にもちゃんとお参り出来ました。
夕方の遅い時間帯に行ったんですがまだ観光客の姿が多くて賑わっていましたね。
手を繋ぎながら「ふふふあなた」「ふふふお前」と会話しているカポーや、
何が原因かわからないけど泣き叫びながら大喧嘩している子供2人と
それを我関せずで注意もせず疲れた顔で歩いている両親という家族連れや、
大木に手を触れては「パワーください」と祈っているスピリチュアル女子や、
大音量でレゲエを聞きながら森の空気を楽しんでいる輩(これ私)など、
色々な人たちが神宮に集っておりました。
そんな観光客がいっぱいでもあの木々の醸し出す雰囲気はやはり格別ですね。
この森で演奏したら気持ち良かろうと思いつつ散策しました。
賽銭で5円を放り投げた私の隣で千円札を放り投げた人がいたので
なぬ!と思って横を見たらさっき見かけたスピリチュアル女子でした。
この人どんだけ貪欲にパワーを得ようとしているんだ、と感心しつつ、
こういうのは金額ではなくて気持ちだからね!と自分と神様に言い聞かせた私です。
伊勢神宮は社殿すべてを20年に一度作り替えるという式年遷宮というシステムを
何と1300年も続けているという伝統があるのですが、
その歴史の重みを考えたらえらいことです。
誰かひとりくらい「この伝統やめねえ?」と言い出した輩はいなかったのでしょうか。
律儀に20年に一度全部作り替えて敷地内の違う場所に移すのだからえらいことです。
その次の遷宮が平成25年ということで。
もうすぐなのですよね。
これは盛り上がるでしょうと関係者に聞いたら
他所の土地の人にはあまりこの歴史が伝わっていないとのことで。
ぜひ再来年辺り伊勢に注目していただきたいところです。


帰りは名古屋近くの某古本屋に寄り道してちょいと30分ばかし見ようと思ったら
気が付くと余裕で1時間が経過していて(店内は狭いはずなんですが)、
やべえ帰らなきゃと思ったものの1時間も見てて何も買わないのも何なので
数点チョイスして買って帰ったのですが、
本の森を散策すると時間がすぐに経っちゃいますね。
つーか無理して買わなくても良いんですけどね。
折角来たのに手ぶらで帰ると勿体ないみたいな感覚があるのですよね。
セレクトが「わかってる」店にありがちな微妙に高い値段設定でしたけどね。
これ1000円だったら買ってもいいかと思ったものが1300円とかだと
その微妙な300円が嫌なのっ、みたいなのでスルーしたりとか、
色々心の中であるのですよね、古本の森の中で。
そんなこんなしてると1時間あっという間に経つというわけです。
そんなわけで古本屋を後にし新幹線乗って東京へ帰りました。
帰って来ても休みなく仕事なんですけどね。
まあでも神宮の森や古本の森を彷徨って気分転換になりました。
次はどこの森を彷徨うか思案中です。
と思ったらレコーディングの森がずっと私の帰りを待っていたのでした。
引き続き頑張りたい所存です。