8月延長戦希望

気が付けば8月も終わろうとしています。
夏ももう終わりということです。
ちょっと前からすでに秋の気配が忍び込んで来ていましたけどね。
日没もどんどん早まって来ていますし。
あれだけの猛暑にふひーとやられていた日々がもう懐かしいです。
もっと猛暑と戯れても良かったかなとさえ思えて来ます。
冷房なんぞ入れてしまって猛暑のかまって攻撃にかまってあげられず。
猛暑も「んもうーおめかししてきたのにー」と拗ねてしまったことでしょう。
これからは残暑という違う形で我々の前に現れるのでしょうか。
その時は夏の名残りということで少しはかまってあげても良くってよと
上から目線にて9月への準備をしているこの頃です。
夏後半も仕事してレコーディングという地味な繰り返しで
幼少の頃の永遠のように長い夏はどこに行ったのかと思えるほど歩みは速く、
サンプラーなどいじってたらもう寝る時間だ、あれとこれもやらなきゃいけないのだったと
ちゃっちゃと時が進んでしまうのでちょっとくらい踏みとどまったら如何かと
夏の背中に問うてみたりした次第ですが。
8月延長戦というシステムは残念ながらないようで。
困ったものです。



ここ1週間仕事で埼玉の小川町へ車で片道2時間ほどかけて通っていたのですが、
山の方を窓を全開で運転しているとヒグラシの声など聞けたりして、
夏の終わりの風情を車窓より感じることが出来ました。
運転してると景色をゆっくり見られないのが難ですね。
運転そっちのけで景色をゆっくり見てたら死に至りますし。
運転しつつ景色もゆっくり見られる景色ビュー装置とかあれば便利なんですが。
さらにいえば勝手に運転してくれる自動運転装置とかあれば便利なんですが。
検索してみるもそんな便利グッズは発売されていないようです。
運転手の視界ほどつまらないものはないですね。
常に前方を見ているので姿勢としては前向きで良いですけどね。
小川町では子供たち相手に張子の絵付け教室を催し、
子供たちと絵付けを通してコミュニケーションを交わすに至ったわけですが、
ガールスカウトの小学生女子たちが団体で来た時には
みなしっかりしていて大人びているのですっかり感心してしまいました。
子供が敬語を使って大人びた対応をする様は気持ち良いし、
幼ければ幼いほど可愛らしく見えますね。
逆にタメ口で「ねえーここどうするのー」などと子供らしさ全開で来られても
それはそれでやはり可愛らしいんですけどね。
小学校高学年の子で活発で頭のいい子なんかと話してると
自分の考えなんかをしっかり持って伝えようとしている様子が気持ち良く、
こういう子たちと宮沢賢治の「やまなし」に出て来るクラムボンて何だと思う?みたいなテーマで
放課後の図書室でお茶でも飲みながらディスカッションしたら楽しいだろうなどと思い
(どんな状況で自分はどんな立場だって話ですが)、
自分は小学校の教師に案外向いているのではないかなどと
己の可能性を勝手に高く見積もったりしてみたのですが、
ことガールスカウトとなると勉強以外にも色々教えねばならないものもあるだろうし、
やはり無理かなーなどと勝手に結論を出したりした次第です。
(そもそも誰が頼んだのだという話ですが)
今は幼いこの子も10数年経ったら鏡にルージュでさよならとか書いたり
恋の駆け引きで男を惑わせたりするのかと思うと
あーあというか、勝手にお父さんの立場で寂しい気にもなったのですが、
私は別にお父さんでもないので心配することではないのですよね。


そんなこんなでいよいよ9月に突入です。
レコーディングは未だ終わらずで。
頑張りたい所存です。