夜の科学へ

昼間はまだ夏の名残りが感じられて暑いですが、
夜になると空気はすっかり秋ですね。
虫の音も大きく聞こえるようになって。
小さい秋をそこかしこで見つけるようになりました。
もう「小さい秋見つけ隊」を結成するかのような勢いで小さい秋を見つけまくっています。
小さい秋の方も「見つけ過ぎじゃね?」と呆れていることでしょう。
それにしても9月の歩みもやはり早いですね。
もう1週間も過ぎてしまったなんて。
9月の手を取ってもっとゆっくり歩くよう説得にあたろうかと目論んでいるこの頃です。
説得に応じてくれるのでしょうか。
果たして。


そんな折、昨日は山田バンドのリハで三鷹まで出かけて参りました。
今週末の夜の科学に今回もメンバーとして参加するのです。
今回はドラムのイトケンさんがトクマルシューゴ海外ツアーで欠席ゆえ、
ここはひとつ代わりにドラムをやったろうかと
安宅さんと私と主役の山田氏までもが叩く気満々でリハに臨み、
それぞれがマイスティックを鞄から覗かせるという面白い図が展開されたりしたのですが、
思えば前回ベースのエビちゃんが欠席の際もみながベース弾く気満々で来て
ベースの座争奪戦が行われたのであり(その座は私が獲得したんですが)、
みなどんだけ他のパートに憧れてるんだと我ながら呆れたりもした次第です。
「俺がやる」「俺がやる」「俺がやる」「どうぞどうぞ」
ダチョウ倶楽部方式はなかなか適用されないのですね、このバンドに於いては。
それぞれドラムを叩いた結果我々が得た結論は「イトケンさんてやっぱすげえ」というものでしたけどね。
ドラムの座がどうなったのかは当日会場で目撃してみて下さい。
今回はまっさらな新曲も多数有り、曲数も相変わらずのボリュームなので
リハも自ずと長丁場となったんですが、この長丁場にも慣れて来ている自分がいて、
慣れというものは素敵やんと紳助風に思ったりした次第です。
リハが終わってスタジオを出たら夜の空気がすっかり秋のそれで、
住宅街の真ん中という立地のスタジオゆえ向かいのお宅の庭やそこかしこで
虫のハーモニーなど聞こえて来るのであり、
ここでも小さい秋を見つけて風情というやつを感じた次第です。
ビバ風情と口に出してみたりして。
この風情を演奏にも活かしてみたいものです。
本番も長丁場になりそうですが、そこはもう秋の夜長をじっくり楽しんでいただきたいところです。
バンドは2日目の方に出演しますのでよろしくお願いをしたい所存です。


“夜の科学 vol.35〜一角獣と新しいホライズン”
2011年9月10日(土)/9月11日(日)
@東京 恵比寿 天窓switch
両日とも18:00開場/18:30開演/料金¥3,500(ドリンク代別途)
9/10;山田稔明ソロパフォーマンス
9/11;山田稔明 with 夜の科学オーケストラ(w/安宅浩司、五十嵐祐輔、海老沼崇史)