冬の星座と二月革命

そんなわけで山田稔明バンドワンマン「夜の科学」も無事終了しました。
ご来場下さった方々、どうもありがとうございました。
いつも照明を担当していただいてるヤリタさんが今回で会場のスウィッチを卒業ということで、
恵比寿天窓スウィッチでの夜の科学は取りあえず今回で終了なんだそうで。
いつも恵比寿駅からの動く歩道に乗って
「あーエビスビール飲みたいなあ」などと思いながら、
気合いを入れながら会場に向かうのが常なんですがこれも最後かーとしみじみした次第です。
恵比寿での思い出の大半は夜の科学だなと思うと不思議な気もしますが、
今後は違う場所が思い出になっていくのでしょうか。
そんなことを思いながら賑わうガーデンプレイスを横目に会場に向かった次第です。
今回のライブは前回のイベントでfwjバンドとセッションした「ユートピア」から始まり。
久々にエレキを弾きまくる山田氏にチャットモンチーの影響を垣間見た次第です。
(先日そのチャットモンチーにインタビューした山田氏ですが、冒頭5分は自己紹介と称し自分だけ熱く語り、
チャットの2人があっけに取られていたそうですがいい話だと思いました)
曲の後半には彼の書き下ろしのテキストもリーディングして。
前回fwjと「草原ヘッドフォン」でリーディング合戦(別に合戦ではないですが)した影響だそうで。
「僕は格好つけて二月革命と呼ぶことにする」というセンテンスが彼らしいなと思いました。
彼の声はナレーションにも向いてると思うのでもっと語れば良いと思うんですけどね。
その後も新旧取り混ぜた選曲でライブは進み。
安宅さんの持ち曲「あたたかいまま」(名曲!)もしみじみと鳴らされ。
安宅さんは山田氏のエレキのチューニングが合わないのを
「オクターブが合ってないんじゃない?」とリハ後にメンテナンスしてくれ、
私はそれを見て「この人は何て頼もしいのだ」と思い、その背中にお父さんの頼もしさを垣間見、
バンド内お父さんの地位は確立されたなと思うに至りました。
そんな地位あるのかって話ですが。
そしてfwjの「草原ヘッドフォン」も山田バンドバージョンで演奏し。
前回と同様に私の書いたテキストを彼印の言葉で語ってくれました。
その後もたくさんの曲を演奏し、2時間強のステージを終えました。
ラストに急きょ追加された「hummingbird」でのきらびやかな照明に
ヤリタさんの有終の美を感じた次第です。
イトケンさんは途中から足がつって痛かったそうですが、
そんな様子は微塵も見せず。
私も風邪で体調良くなかったんですがそんな様子は微塵も見せずというか、
普段から同じようなテンションだったのでバレずにステージを全うし。
今年初の夜の科学を終えるに至りました。
終演後はヤリタさんやスタッフさんを交え食事をし帰りました
(食事した店にスリムクラブの真栄田氏がいてあの声で喋ってて目立っておりました)
私は帰りベースのエビちゃんに送ってもらったのですが、
彼は「五十嵐さん寝てていいですよ」と優しく言ってくれ、
その優しさにバンド内お母さんの地位は彼で決まりだなと思うに至りました。
だからそんな地位あるのかって話ですが。
今後の夜の科学は違う場所で行われますが、
場所というのは人が集い作るものです。
これを機にまた色々な人が集まり新たな科学を生み出せれば良いなと思う次第です。
それを格好つけて二月革命と呼ぶことにすれば良いんじゃないでしょうか。
革命の結果はまた次回ということで。
よろしくお願いしたい所存です。


あとMCで話した「山田氏に似ている人のポスターの写真」ですが、
終演後複数の人に見せたら「全然似てねえ」「五十嵐の目は節穴」などと不評だったので、
そっとなかったことにしたい自分がいます。
これは二月革命じゃないので(笑)よろしくお願いしたい所存です。