獅子と羊

ふいに暖かくなったりまた急激に寒くなったり、
三寒四温であるな、春の到来であるなと季節の変わり目を実感するこの頃です。
3月は獅子のようにやって来て羊のように去って行くんだそうですが、
まだ獅子の気性の激しさを露にする機会が多いようです。
早く羊になってくれないかと3月にお願いしたいところです。
やはり仕事をしてレコーディング作業をしてという日々なんですが、
今年はもうこれがずっと続くのだろうと思いながらせっせと手を動かしています。
せっせと動かす割になかなか曲が完成しないのが難ですが。


そんな中、先日ルミネにPOISON GIRL BANDの60分漫才を見に行ったんですが、
会場に行く前にビールを飲んでいったせいか途中でウトウトしてしまい、
折角の珠玉のネタがところどころ飛んでしまったのが悔やまれてなりません。
2人の漫才のグルーヴが音楽のように心地良いというのもあるんですが。
あの独特なやりとりの相変わらずの妙味といい、
妙に細部に渡った妄想が暴走する展開といい、実に面白い漫才でした。
途中ウトウトした私が言うのも何ですが。
こういうコンビは現場に見に行って応援したいものだと思った次第です。
しかいライブやコンサートで気持ち良くて寝てしまう贅沢というのもありますが、
出来れば寝ないで堪能したいものですね。
10数年前に知り合いに誘われてdipというバンドのライブを見に行ったんですが、
オールナイトだったせいか始まって速効で眠ってしまい冒頭の2、3分しか覚えてなく、
目が覚めたら終わっていて、内容を全然覚えていないという事件(?)があったのですが、
そのせいか私の中でdipは夢と幻と同義になったままです。
それでも「見た」ことになるんでしょうか。
小森のおばちゃまが試写会で毎回寝ていたという都市伝説がありますが、
夢で見ていたことになれば良いのでしょうか。


そんな夢見がちな季節ですが、3月10日から5月7日まで浅草寺境内にて
「浅草奥山風景」という催しが行われます。
江戸の街並を再現した長屋が並び、そこで職人や芸人が実演をします。
飲食店も浅草の名店がたくさん出店するので食べながら職人のお店を見物出来ます。
そこに私も張子の実演で出店します。
浅草にお立ち寄りの際はぜひ覗いてみて下さい。
私はいたりいなかったりしますが。
(いる時はツイッターで告知します)
浅草寺から見える東京スカイツリーの姿を望みながら春を迎えることになりそうです。
獅子から羊への変化を肌で感じながら。
取りあえず寒さ対策を怠らないようにしたいところです。
http://www.e-asakusa.jp/event/1203_okuyama.html