昨日よりも若く

気が付けばもう7月も10日です。
夏なんでしょうか。
夏なんでしょう。
梅雨はまだ明けていない模様ですが。
ようやく私も半袖を着用し出しています。
ヒートテックもしばしのお休みです。
(まだ着ていたのかよという話ですが)
蝉の声を聞けるのは8月に入ってからでしょうか。
もう仕込みは済んでいるのでしょうか、彼らは。
リハとかはしなくて大丈夫なんでしょうか。
たまに出だしを噛む(?)蝉とかいたりするので心配です。
夏のBGMとして今年も風流に活動していただきたいものです。
蝉のオーケストラに囲まれながら団扇でユルく風を我が身に送りながら、
夕焼けを眺めながらビールなど飲みたいものだと今から想いを馳せています。


先日はmaoレーベルからデビューした新人ダブバンドTamTamのレコ発を見に青山へ赴き、
20代半ばとは思えぬ演奏の達者さと堂々たる佇まいに感心し、
あの若さであそこまでの完成度であれば今後どんどん進化と深化を遂げてくれるであろう、
成長が楽しみであるなと親戚の子の将来に想いを馳せるおじさんのような気持ちになったのですが、
実際客席は若い子ばっかりで大学の学園祭の如き雰囲気になっており、
嗚呼自分はおじさんであるなあとヤングたちを見ながら遠い目をした次第です。
後ろの方で演奏中ずっと大声で喋っているヤングたちがいてうるさいので、
「きみたち黙って演奏を聞きなさいよ!」と朝まで説教してやりたい衝動に駆られたのですが、
彼らは黙っていると死ぬ病気にでもかかっていたのでしょうか。
(どんな病気なんだという話ですが)
朝まで説教している暇も体力もないのでうるさいなあと思いながら黙って見てましたけどね。
朝まで説教する暇と体力がヤフオクに出てたら即入札していたことでしょう。
そして必ず落札していたことでしょう。
(こういう説教モードになるところもおじさんぽくて何だなと思う次第ですが)
彼らを見い出した石本さんがメンバーのためにせっせと楽器を運んだり、
ミキサーとしてクールかつディープなダブをかましている様子を見て
(バンドの生演奏をダブワイズするくだりが見応えありました)、
この若いバンドを大事に育てているんだなあと見ていて妙にしみじみし、
ステージ上で輝く彼らの姿に託された未来に想いを馳せたりした次第です。
ボーカルの女の子が華があってとても可愛いので、
もっと彼女の歌ってる言葉がメッセージとして全面に出ても良いかと思いましたけどね。
ボーカリゼーションの表現力の上昇も期待しつつ。
もっと日本語の歌も聞きたいと思いました。
ブレゲエ関係なく彼女の歌に共感するリスナーが現れればマーケットは広がると思います。
個人的には鍵盤の人が書いたというメロウな曲とベースのじゅねくんの髪型に好感を抱きました。
あと妙に控えめなプロデューサーのHAKASE-SUNの佇まいが素敵でした。
すでにフジロック出演が決まってるそうなので今後どんどん上昇して行くことでしょう。


会場では沢山の知り合いに会いました。
あまり話せなかった人たちもいて残念でしたが、
それもまあ後ろで喋りっぱなしだったヤングたちが悪いということにしておきましょう。
会場に行く途中雨が土砂降りになったのも、大飯原発が再稼働したのも、
彦星と織姫が1年に1度しか会えないのも、
ポストが赤いのもきっとみんな彼らのせいです。
取りあえず私もおじさんモードに入ってないで頑張ろうと思う7月です。
昨日よりも若く。