我が腕の星々

9月に入ったと思ったら急に秋の気配が濃くなったようで。
日の暮れるのも早くなりましたし、
夜には秋の虫の音も聞こえるようになりました。
昼間はまだまだ暑いですけどね。
この激しい残暑も夏の断末魔かと思うと憐れみを感じたりします。
あえてこの暑さの余韻に身を任せてみたい気にさえなっています。
じゃあまた来年な、と消え往く夏の肩を優しくぽんと叩いてやりたいくらいです。
どこが肩なのかわからないので叩きませんが。


先日駐車場の草むしりなどしていたところ、
ほんの4、5分の間に腕のあちこちを蚊に刺され、
刺された痕を線で結ぶと北斗七星が出来るではないかと
我が腕に現れた星々の煌めきをロマンティックに眺めたかというととんでもなく、
ムヒなる文明の利器を拳銃の早撃ちを決めるカウボーイの如く取り出し、
我が腕の傷跡にさささっと正確無比に(ムヒだけに)塗りたぐり、
「はひょ〜」という相葉くんの謎の言語を引用して傷を癒すに至ったのですが、
今年の夏に思ったことは今年も相葉くんはムヒを塗ると「はひょ〜」と言うのだなということで、
これで来年も相葉くんが「はひょ〜」と言う確率が上がったわけで、
中華屋が「冷やし中華始めました」と謳うのと同様に
相葉くんが蚊に刺されムヒを塗って「はひょ〜」と言い出したら夏到来だなと
夏の新たな合図を得たなと私は9月の空を眺めながら思ったのです。
来年突然違うキャスティングになってキスマイか何かの若い子に代わって
「ほひょ〜」とか微妙に台詞を変えて来たら嫌だなあ、
来年も相葉くんに「はひょ〜」と言って欲しいなあと
蚊に刺された我が腕の北斗七星に願ってみたりしたのですが、叶うでしょうか。


毎年楽しみにしているキングオブコントの今年の決勝進出者の面子を見て、
以前ほど楽しみでない自分に気付いたのですが、
単純に好きな芸人が出なくなったからでしょうか。
唯一銀シャリは好きなんですが、彼らは漫才の方が好みなんですよね。
トップリードとかついこの間のオンバトオフエアでしたけど大丈夫なんでしょうか。
他の初出場の面子もそれこそオンバトなどでネタを見たことありますが、
ネタはまあまあよく出来てるけど爆笑するほどではないという印象なんですよね。
この私の印象を覆すくらいの爆笑を期待したいところです。
よくよく考えたら若手のネタを見られる番組ってもうオンバトくらいなんですよね。
昔から現在までブームと関係なく若手の成長の舞台を提供しているオンバト
素晴らしい番組だなと思わざるを得ません。
ただ最近のオンバト見てもくすりとも笑えないですけどね。
オンバトが始まった90年代の頃は毎週欠かさず録画して何回も見て
何回も爆笑してましたけどね。
(私は第1回目のオンエアから毎回録画していました)
ラーメンズ面白い!みたいな感動が皆無なのは残念でなりません。
私を夢中にさせるお笑い芸人の登場を静かに待つしかないのでしょうか。
果たして。
そんなことを思う9月の初頭です。