バンドワゴンツアー記3日目 

そんなわけでツアーも3日目を迎えまして。
昨夜は遅くまで酒を嗜みお風呂に入り損ねたものの、
朝ちょいと早く起きれば入れるっしょ、などと頭の片隅で思っていたのですが、
いざ目が覚めたらチェックアウトぎりぎりの時間で。
しかも微妙に酒が残ってる感じでふらふらと安宅さんと身支度をし
(ここでは安宅さんと相部屋だったので)、
ロビーに降りると山田氏が爽やかに「いや〜お風呂最高だったよう〜」と、
その醍醐味を味わえなかった私と安宅さんに開口一番その魅力を語るので、
私と安宅さんは「嗚呼、お風呂良かったのか…」と静かに顔を見合わせるに至ったのでした。
そして一行はツアーから帰還すべく東京へと出発したのですが、
まずは腹ごしらえということで適当なカフェに入ったところ、
何と偶然にも山田氏たちが前のツアーの時に入った店だったそうで。
その時の話で盛り上がっておりました。
その後、次の現場があるエビちゃんはひとり新幹線で東京に帰り、
残った大人チームは本屋や雑貨屋やレコード屋などを巡り。
(私だけさらにまんだらけも物色したのですが。)
ひとしきり満足したところでいよいよ戻るべく車に乗り込み、一同帰路に着いたのでした。
まあ帰りは急がないので途中休憩を挟みつつゆっくり移動しまして。
足湯のあるPAではみな横並びで裸足になり、温かい湯にじっくり浸かりました。
昨夜温泉に入れなかった私と安宅さんはここでリベンジを果たすに至ったのでした。
心の中で「ビバ足湯!」などと呟きながら。
さらに休日の学食の如く空いている食堂でだらだらご飯食べたり、
お土産屋なんぞ冷やかしたり、
後半は安宅さんの車内トークショー(?)などもあったり、ゆっくり楽しみながら東京へ帰りました。


私だけ先に車から降ろしてもらいそこから電車で帰ったのですが、
両手に荷物を抱え背中にギターを背負いながらの移動はなかなかにしんどく、
途中「ふひ〜」とへこたれそうにもなったのですが、
まあ家に帰るまでがツアーだしなあと思うと共に、
この両手の荷物の中にはこのツアーで得た大事な思い出も入っているのだと思うと何だか温かい気持ちにもなるのであり、
その重みもやがて心地良さに変わっていくのを感じました。
そんな重い思い出を一緒に運びながら私は無事ツアーから帰還したのです。
メンバーやスタッフさん、足を運んでくれたお客さんには感謝です。
ぜひまた機会あれば斯様なツアーに参加したいものです。
このツアーの様子は6月2日の恵比寿公演でも語られると思います。
ぜひそちらもよろしくお願いしますということで。