札幌デイズ 

そんなわけで私は今札幌にいます。
札幌なうというやつです。
左目紛失事件に揺れた次の日には成田経由で新千歳空港に飛び、
そこからバスで札幌入りしたのですが、
成田12時40分発とかだと何だかんだで札幌着くの15時半くらいになってしまうのですね。
移動だけで半日使ってしまうという。
今回一緒に催しに参加するブラシ職人のA氏(41歳)と成田から同行したんですが
(ネットが使えないA氏のために私が航空チケットを押さえたんですが)、
空港でお昼を食べてしまおうかと私が提案したところ
「折角札幌に行くのにここで食べてしまうのもなあ」とA氏が言うので、
なるほどと思い取りあえず売店で買ったランチパックなんぞを
おっさん2人で仮の昼食ということではむはむと食し我慢したのですが、
いざ千歳空港着いてバスに乗ったらそこから札幌まで1時間くらいかかるのですよね。
あれ、これ向こう着くの余裕で15時過ぎるぜ?と思い、
新千歳空港で何か食べるべきだったんじゃないのと思ったのですが後の祭りで。
札幌市内に着く頃にはもう時間的にも会場のデパートに直行しないとまずいなということで
バスを降りてそこから歩いてデパートに着いたらもう16時を回っており。
搬入作業しないといけないし、こんな時間にお昼食べるのも何だし、
結局我々ランチパックだけで夜まで作業する羽目になり。
A氏と2人でトホホと項垂れるに至ったのでした。
(トホホランチパック事件と命名しました)
全国から集まった他の職人さんたちはみな早い時間に到着していて、
早い時間に作業を終えてしまい。
搬入作業をしているのは気が付くと我々だけになり、
時間も19時近くになってしまったので「もうあとは明日で良いんじゃね?」と
早々に切り上げてホテルにチェックインし。
そこからべっこう飴細工職人のS氏(49歳)と合流し、
近くの焼き鳥屋に赴き、焼き鳥でビールなんぞぐびぐびと飲み、
(A氏は飲めないのでウーロン茶)
ようやくランチパック以来の食事にありつけたのでした。
札幌来ていきなり焼き鳥屋というのも何なのですけどね。
頼んだの枝豆とか冷や奴とかですしね(笑)。
まあ美味しかったので良かったですが。
しかしA氏は何と出発前日から歯痛の予兆があったとのことで。
焼き鳥をはむはむと食しながらも
「痛い…」と歯の痛みと戦うというトホホホな札幌初日になっており。
なかなかな波乱の幕開けとなったのでした。
そんな感じで焼き鳥の余韻を残しつつ、慌ただしく札幌デイズが始まったわけです。