猫の手レンタル

日本橋三越での展示も無事最終日を迎え、怒涛の連休も終了しました。
なかなかにハードな感じでしたが何とか乗り切りました。
如何様な連休だったのでしょうか、皆様に於かれましては。
世間の皆さんが休んでいる間に働くスタイルにすっかり慣れ切っているので
1週間も10日も休みが続く状態が想像つかないのですが、
同じ時間働くよりも逆に体力や気力を使うのではないかと思ったりするのですが、
そんなことはないのでしょうか。
そんなに長い時間働かない状態にいて社会復帰出来るのかしらとふと心配に思ったりする私です。
まあそうは言っても社会は否応なしに動き出すんですけどね。


そんな中、先日は恵比寿天窓スウィッチに山田稔明バンドのライブを見に行き。
力強いバンドサウンドをバックに新譜の楽曲が鳴らされるのを体感して参りました。
仕事後に行ったので後半しか見られなかったんですが、いち観客として楽しませていただきました。
当日は是非とも私もメンバーとして出演させていただきたかったんですけどね。
絵付け教室もあったので三越を抜けられず。
メンバーには「五十嵐さん来てるなら出られたんじゃないですか」と言っていただいたんですが。
山田先生の優しき計らいでアンコールでは図々しくもステージに上がらせていただき。
鎌倉でも会場を沸かせた「サニーレタス」にてコーラスとシェイカーで参加させていただきました。
鎌倉よりもキャパのある超満員のスウィッチに於いてもサニーレタスという楽曲は盛り上がり、
見事な花を咲かせておりました。
(サニーレタスが花を咲かせるかどうかは知りませんが)
ステージからはお客さんが満面の笑みで口が「サニーレタス〜」と動くのが見え、
ここは農場かはたまた生鮮市場かと見紛うほどだったんですが
(まあ農場でも生鮮市場でも決してサニーレタスを唱和しないでしょうが)、
何とも言えない多幸感を得られました。
サニーレタスが実はレッドレタスという名称になりそうだったという豆知識も得られましたし、
どんどんサニーレタスが身近になるという不思議な現象が起きています。
ライブに於いては「月あかりのナイトスイミング」冒頭で
山田氏がギターもマイクも持たずにフリーハンドで歌うくだりがあり、それが妙に新鮮でしたね。
手持ち無沙汰なのか右手が指揮者のようにラッパーのように動こうとするんですが、
「や、やっぱやめとこう」みたいな逡巡するような動きが印象的でした。
右手で何かを摘まむような動きをしていたのはメロディーを拾っていたのか、
将又ウサギの尻尾を掴んでいたのか、或いはサニーレタスを収穫していたのか。
(曲が違いますけどね)
図らずも猫の手のような動きでもありましたが。
マイクもギターも持たずに歌う場合、自分ならどうするだろうと思いながら聞いていたら
妙に緊張してしまいました。
別に私が歌うわけじゃないんですが。
隣でコーラスしているあやかちゃんは楽しそうに左右に体を揺らしており、
ステージに華を添えておりました。
(私はシェイカーがあったから良かったですが、何もなかったら棒立ちしていたことでしょう)
あえて彼がギターを演奏しないという形態も面白いんじゃないかと思いましたが。
ステージ後半に於いては疾走感のある「猫のいる暮らし」なんかも良かったですね。
ポチがドタバタと会場を走り回る様子が私には見えました。
お客さんたちにも見えていたんじゃないでしょうか。
メンバー、スタッフの皆様、大変お疲れさまでございました。


そんなライブ後は打ち上げにもお邪魔し。
スリムクラブ真栄田氏にいつも遭遇するでお馴染みの店で盛り上がりました。
楽しく笑いました。
盛り上がり過ぎて終電をなくしタクシーで帰る羽目になり、
道中「うひー」とひとりさめざめと泣いたんですけどね。
笑ったり泣いたりの連続です。
人生なんてのは。
そんな大きく出てみた子供の日でした。
もう連休中は今日が何の日かわからない状態だったんですけどね。
色々な日が新たに制定されているし。
そのうち猫の日とかしれっと休日に登場しそうな気もします。
(公平を期して犬の日とセットで)
まあ猫からしたら毎日が猫の日だよという感じでしょうけどね。
毎日が日曜日。
そんな猫になってみたくもありますが。
そうもいかないのです。
そんなわけで働くのです。
猫の手も借りたいほどに忙しく。