ロンドン旅 その5

イギリス滞在6日目はまずはノッティングヒルに赴きまして。
ここは映画「ノッティングヒルの恋人」で有名な場所なんだそうですが。
まあ有名言うても私は未見なので特に何のコメントも生まれなかったんですけどね。
ここは日本で言う代官山みたいな街なんですかね。
たくさんの飲食店やファッションのお店が立ち並び、往来には屋台がずらっと軒を連ねて。
観光客で随分賑わっておりました。
まるで祭りのような様相で。
しかし天気の方が生憎の土砂降りだったので傘を差しながらの見物でしたが。
ここにも骨董屋が密集するアンティーク街みたいな場所があり。
そこをメインに覗きました。
完全に観光客向けなのであまり掘り出し物はなかったみたいですけどね。
値段も高いなあと思いながら眺めて。
(すっかり相場がわかるようになりました)
我々はまるで骨董の海を泳ぐ魚のようだな、などと思いつつ。
時間をかけてじっくり見て回りました。
そうこうしてるうちに雨が上がり、まるで嘘のように快晴になり。
肌寒かったのが一気に暑くなりまして。
もう本当に天気がコロコロ変わるのですよね。
お前は情緒不安定な女子か!とつっこみながら着ていたGAPを脱ぎましたけどね。
屋台の美味しそうな食べ物を眺めつつ、
路上でエアギターのパフォーマンスをしているおじさんを眺めつつ、
その後はROUGH TRADEという有名なレコードショップを覗き。
中はまあ普通のレコ屋という感じでしたけどね。
そんな安くもないし(ていうかイギリスって物価高いなあと今回しみじみ思いましたよ)
見るだけでしたけどね。
その後も屋外のマーケットなど冷やかしたり、またアンティークを眺めたりして。
途中暑くなって来て見るのも疲れて来ちゃったので昼ビールして休憩しつつ。
ここに来て初めて休日っぽい過ごし方をしましたね。
今までは夜まで酒も飲まず買い付け作業してましたからね。


またこの日は嫁の同級生の方が現在ロンドンに住んでいるということで、
夜はその方と旦那さん(イギリス人)と一緒に食事をし。
洒落たカフェで美味しいお酒とご飯をいただきました。
日本語と片言の英語でそれぞれの文化の違いや暮らし方などを語り合い楽しかったですね。
色々興味深い話を聞けました。
奥さんは納豆やアジの開きなど日本のものをどうしても食べたい時は
日本食を売ってるマーケットで買うそうなんですが、日本の3倍くらいの値段だそうで。
そう頻繁には食べられないという話でした。
(この話を聞いて無性に納豆とアジの開きが食べたくなってしまい、帰国したら速攻食べました)
旦那さんが「ムカつく」という単語を絶妙なタイミングで使うようになったという話には笑いました。
ロンドンは様々な国の様々な人種が暮らしているので差別的な扱いもないし住みやすいという話でしたね。
旅先ではいつも自分がここに住むならどうだろうと考えるんですが、
納豆やアジの開きが3倍の値段じゃあ難しいなと思った辺り
自分は日本人であるなと再認識した次第です。
そんなわけで楽しく食事をして帰りました。
すっかり日本にいる時と同じような過ごし方をしておるな、と思いつつ。
もうこの頃になるとロンドンにいるのも吉祥寺にいるのも同じような感覚になって来るのです。
そんな感覚でまた次の日へ。