2月の交流

気が付けば2月ももう終わりかけているという。
月日の経つのは早いものです。
三越の催事も終わりほっとしたのも束の間、
やらねばならぬことが山積みで相変わらずバタバタとしております。


ここ最近はというと人と会って食事する機会が多く、
寒い時期は特に放っておくと籠りっぱなしの自分の割には交流をしています。
近所の知人や嫁の友人が家に訪ねて来て食事することが多いんですけどね。
(食事というより飲む方がメインになってしまうんですが)
先週はmolnにて催されていた「ねこをもらったよ」という絵本の原画展終わりに
作者の木下綾乃さんと出版元のミルブックス藤原さんと打ち上げ的な感じで食事をし。
2人ともTBSラジオリスナーということで主にラジオ番組の話や
若い頃影響を受けた文化についてなど語り、楽しかったです。
藤原さんが生前の忌野清志郎とキャッチボールをしたことがあるという驚きのエピソードも飛び出し。
この人、まだまだ掘れば色々出て来そうな面白い人だなあと思った次第です。
木下綾乃さんも作風通りチャーミングな方でまたお話したいなと思いました。


また別の日には月島で焼き肉を食べるという会にお呼ばれし。
AIR ROOM PRODUCTSのカモさんが主催で(ここのシャツを私は愛着しているのです)、
お米農家の方や陶芸、マッサージ、映画関係の方など多ジャンルの方々が集まり、
楽しく焼き肉をいただきました。
そこの焼き肉屋、宮崎駿の映画に出て来そうな(美輪明宏が声を当ててそうな)おばあさんが女将で、
「これは油が多いから火に当てないよう端っこね!」
「ほらそれ焼き過ぎだから!」
「これは網の真ん中に置くの!」
「これはレモン汁に付けていただくのよ!」などと厳しい指導と共に面倒を見てくれて
その魔女然とした容姿を見るにこれは本当に牛の肉であろうか、
捉えられた人間の肉ではないかとの疑念も一瞬浮かんだのですが、
牛であれ人間であれ肉はとても美味しいのであり、結局たらふくいただいてしまいました。
この店、妖しい佇まいの黒猫が店内を闊歩しており、ますます魔女然とした印象を受けたのですが、
こういう不思議なお店があるのですね。
私の隣に座っていたのが映画を制作されている方で、今手がけているのが橋口亮輔監督の作品とのことで、
前作「ぐるりのこと。」に心打たれた私は興味津々で色々裏話を聞かせてもらいました。
何でも次回作は春日部が舞台になるそうで(春日部でロケしたそうです)。
ぜひ公開されたら見に行きたいと思った次第です。
帰りはお米農家の山崎さん夫妻に東京駅まで送っていただき(お住まい埼玉なのに)、
お肉で満たされながら帰った次第です。
楽しい宴でした。


昨日はというと自宅に突然山田氏が訪ねて来て。
(五十嵐くん、着いたっぽい、という急なメールで)
急に鎌倉まで遊びに来ちゃうこのフットワークの軽さは何なんだと思いつつ。
「何だこれお洒落じゃん!」と我が自宅を見て写真など撮り、
「おしゃれ野郎五十嵐の略でオシャラシくんだな!」と新たなニックネームを命名するなどし、
紅茶とクッキーを食べつつ近況を語った後、
「じゃっ!」と颯爽と帰って行きました。
引っ越し祝いに綺麗な色の花束とひなたのねこ展仕様のアアルトコーヒーをいただき、
ますますオシャラシな家になったことは言うまでもありません。
今度はゆっくり泊まりがてら来ていただきたいものです。
(彼はその後ディモンシュで食事して帰った模様です)


そんな感じで2月も終わりかけています。
春はまだでしょうか。