吉祥寺焼き鳥青春トーク

気が付くと5月になっているのであり、すなわち1年の3分の1が過ぎたということなのであり、時の経過の早さには毎回驚かされるばかりなのです。
先日まで仕事で秋葉原に通っており、街中に立つコスプレガールや顔を紅潮させたナードボーイを眺めながら4月をそっと見送りました。昼間は大抵空調の効いた屋内にいるので暖かい陽気を堪能出来ず、むしろ朝晩の肌寒さばかり印象として残りましたが、5月は一気に春を飛び越え夏に突入しそうな予感を抱きつつ日々を過ごしている私です。
先日は山田氏から「高橋徹也氏と飲むから五十嵐くんも来なよ」とお誘いを受け、仕事終わりに吉祥寺へ赴き3人でいせやで焼き鳥を嗜みました。タカテツ氏とはこの間鎌倉で2軒焼き鳥屋をハシゴしたばかりで、こんな短期間に3回も一緒に焼き鳥を嗜むだなんて焼き鳥愛好会でも結成したんだっけ我々、と錯覚するほどだったんですが、そんな季節なんでしょうか。店の前で列に並びつつ網の上で煙と匂いを放つ焼き鳥を見ているとタカテツ氏もテンションが上がったのか、「この食べたいものが目の前にありながら食べられない状態を指す言葉って何でしたっけ」と待っている状態の我々を慣用句やことわざに落とし込もうとしたのですが、「えーと何でしたっけ、絵に描いた餅じゃないし」などと話してたら店内に通されしまい、結局答えは出ず。言葉は掴みにくいものだと思った次第です。(「蛇の生殺し」が近いのではと今思ったのですがわざわざ彼にメールするのも何なのでここに記しておきます・笑)
そんな中始まった宴ですが、冒頭頼んでないお新香が出て来たり、タカテツ氏の頼んだ冷奴が忘却の彼方に置かれたりとプチ事件がありつつもみんなで近況を語り、美味しく焼き鳥をいただきました。タカテツ氏は「いつも自分が頼んだものを忘れられるんですよー」とマイ飲食店あるあるを語っておりましたが、孤高のシンガーはそういう運命を背負わされているのでしょうか。冷奴を忘れられるという運命。
山田氏からは先日行われたゴメスのまちづくり3部作再現ライブについて色々話を聞き(私は見に行けなかったのですが大成功だったそうですね)、会場で販売された小説「コブルストーン」とジン「MONOLOG」をいただきました。まちづくり3部作と小説コブルストーンについてはそれこそMONOLOGの方にコラムを書いたのでそちらをご一読いただきたく。(例によって「五十嵐くん明日までに原稿書ける?」という無茶振りでしたが、それに応えるのが漢というやつなのです。)
お互いのライブやレコーディングの話など真面目に(?)しつつも、後半は青春トークに及び。その流れで何故だか広末涼子の話になり。山田氏は映像会社にいた頃、紅白の現場で本人を目の前にして興奮したという青春エピソードを語り、タカテツ氏はレコード会社が一緒だったので「会えないかなあ」と会社に行く度期待していたというプリティな思い出話を語り、私はというとCDをリミックス盤まで所有していたなんて話を語り、アラフォー3人がかつてのアイドルを語るといった様相だったんですが、新鮮で楽しかったです。
青春を過ごす若者を近くで見守りたい願望をかたる山田氏に「山田さんは教職持ってるし先生に向いてますよね」と言うとタカテツ氏は「五十嵐さんは優しい先生だけど突然女生徒を孕ませそうですよね」とのことで(笑)、タカテツ氏の中で私のイメージどないなっとんねんと思ったのですが、それって私に色気があるということかしら、うんそうだ間違いないと無理矢理ポジティブに解釈した次第です。(タカテツ氏の歌詞の独特さの源流を見た気がしました。)
そんなこんな話をしつつ店を出て、軽く井の頭公園を散歩などしつつ帰路に着きました。(タカテツ氏が「この公園は24時間営業なんですか?」と聞いてたのが何か面白かったです。)連休前の楽しい息抜きになりました。


そんなタカテツ氏と私ですが来月ライブで共演します。ぜひ見に来ていただきたく。(と、告知へ移行する流れ。)

6/11(木) 下北沢 風知空知
『sketch of summer』
出演:高橋徹也 × fishing with john
開場18:30 開演19:30
前売¥3,000(+drink) 当日¥3,300(+drink)


ぜひよろしくお願いしますということで。