六弦フォース

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。気が付けばもう元旦なのです。早いのです。
毎年普通に年末年始は仕事をしているので前の年の延長みたいな感じでぬるりと新年になだれ込んでしまうのですが、長年そうなのでもうこんな感じで良いような気もしています。一昨日は東武の営業後に銀座松屋の搬出に行き、昨日は帝国ホテルの搬入に行き、今日から3日までそのまま帝国ホテルの催事という感じで駆け回っています。
晦日の夜は家にテレビを見る環境がないので紅白を見るでもなく、なぜか「スターウォーズ」のエピソード4と5のDVDを見ながら年越しをし、ミル坊が画面の前を何度となく横切り、あたかもヨーダにフォースの教えを請うかのようなミル坊の図が見られたりしたのですが、私も今年はルークの如く修行し暗黒面に落ちぬよう自分なりのフォースを活用して行きたいものだと思ったりした次第です。(すぐに影響受ける私)。長身のハリソン・フォードとラブシーンを演じるレイア姫を見ながら、この人は後に自分より背の低いポール・サイモンと結婚するんだよなあなどとゴシッピーなことを考え、じゃあオルデランの王子はポール・サイモンになるのか、アート・ガーファンクルはどこのポジションなんだろうなどとどうでも良いことを考えながら2016年に突入した私です。
去年は貸切り図書館などのライブイベントを月2回くらいのペースで開催し、まるでブッキングマネージャーみたいな様相になっていたのですが、自分が好きだったり気になっているアーティストのライブを自分仕切りで催せるというのは単純に楽しいし刺激になるものです。今年もたくさんやろうと思っています。音楽へのアプローチや読書の傾向など人それぞれみんな違うし、話を聞くのはとても面白いのです。あわよくば自分の表現にも取り込めたらなと勉強のつもりで毎回見ているのですが、結局自分が一番観客として普通に楽しんでいます。好きなアーティストを呼んで会って音を聴いて話を聞くという活動を今年もやりつつ、自分のアウトプットの機会も作れたら良いなと思ったりしています。
そんな今年のライブ初めは去年駒沢大学のレストランで行ったイベント「詩と六弦」の鎌倉編です。イタリアンレストランbistro confl.元シェフで現在はcafe book gallery球体を主宰するせきぐちたくやさんのお料理をいただきながら、デザイナーであり詩人のウチダゴウさんによる詩の朗読と、五十嵐祐輔による即興演奏を楽しんでいただくイベントが鎌倉で催されます。美味しい料理と心地良い音楽、芳醇な言葉による冬の一夜をお届けします。ぜひごゆるりとお楽しみ下さい。

2016年1月24日(日)鎌倉moln
「詩と六弦 #1」
朗読 ウチダゴウ
演奏 五十嵐祐輔(fishing with john)
料理 せきぐちたくや(球体 cafe book gallery)
open:18:00 start:19:00
charge:¥4000(softdrink+food付き)


《せきぐちたくや》
「球体 cafe book gallery」代表。
料理人、キュレーター。
食とArtで、人が繋がり広がっていく場所を生み出す。
https://m.facebook.com/kyutai.cafe.book.gallery?ref=br_rs
《ウチダ ゴウ / Go Uchida 》
詩人。1983年広島生まれ。立教大学法学部卒。詩の文筆業と広告のデザイン業を主とするアトリエ「してきなしごと」を営む。詩・デザインともに、物語性・寓意性の高い仕事が多い。絵本に『かたりべからす』、物語に『おこのもり』(2009年・2011年、発行はともにナマケモノ倶楽部)がある。2010年から、まつもと市民芸術館の季刊誌「幕があがる」にて詩を連載。2012年の詩集『空き地の勝手』出版以降、詩のプロダクトを制作。2013年から英国・スコットランドをもうひとつの拠点にし、個展・朗読会を重ねている。長野県松本市在住。
http://oo53.com/

完全即興による演奏を考えています。前回はほぼギターだけ使ったんですが、今回は色々な音を鳴らしてみようかと目論んでいます。正直せきぐちさんの美味しい料理を食べられるだけで元が取れますので(笑)、ぜひお気軽に来ていただければと思っております。

そんな感じで本年もよろしくお願いします。
ということで。