桜青春テンション

気が付けば4月なのです。本当に早いのです。時の流れは。桜もぼちぼち咲き始め、カメラやスマホでその淡く儚い春の花の姿を永遠に閉じ込めようとしている人の姿をよく見かけるようになりました。しかし年配の方に多いのですが、桜の花びらを撮るのにそんな望遠機能必要ある?と問いたくなるようなバズーカ砲の如く長くごっついカメラを三脚に立てて覗き込み、暗殺する対象を眺めるかのような鋭い視線を注ぎながら撮影している輩がたくさんいらっしゃるのですよね。そんなゴルゴ13テンションで写さなくても良いんじゃないと毎回思ってしまうのですが。ああいう輩に男性が多いのはある種の狩猟本能みたいなものが働いているのでしょうか。桜を狩るぜと。俺の手中に収めるぜと。そんなカメラ小僧ならぬカメラおじさんに狙われながらも桜は優雅にその美しき花を風にそよがせているのです。春なのです。
先日は草とten shoesのリハーサルを巣巣で行いまして。今週末のライブに向けての最終リハということで本番さながらにみっちり演奏しました。片桐はいりさん含む豪華メンバーの前座ということで場を温められればと思う次第です。岩崎さんは相変わらず演奏を間違えても「うん、大丈夫〜」と南国の太陽の如き笑顔を見せポジティブであるのできっと本番でもそのパワーを発揮することでしょう。
練習後は岩崎さんの自宅にお邪魔し、手巻き寿司パーティのようなものを行い。山田氏もミルブックス藤原さんも合流しわいわいと賑やかに寿司を巻きました。新鮮な刺身を岩崎さんが手配してくれたので、それはもう美味しいのであり。みな凄い勢いで海苔に酢飯を敷き具材をえいやと乗せパクパク食べておりました。手巻き寿司楽しいし美味しいし、最強だな!という結論に至りつつ。一応花見という名目ながら、この日は夕方に雷が鳴り強い雨が降り桜どころではなく。花よりも寿司という感じだったのですが、夜帰る頃には雨も止み。外に出ると夜桜が綺麗なのであり。雨上がりの夜の独特な空気に桜はどこか儚げで、我々の頭上で静かに春の到来を告げておりました。その下できゃっきゃとはしゃぐみんなの姿を見て私は密かに「青春だな」などと思ったのです。バンドは青春説がここでも登場して来たのです。みんな40代のおじさんおばさんなんですけどね。桜の木の下ではそういうことで良いんじゃないすかとワインで酔った頭の片隅で思った次第です。そんな青春テンションでお送りするライブは今週末です。どんなイベントになるのでしょうか。果たして。(まあ我々は前座なんですけどね。)
4/8 等々力巣巣「音楽で表現すること」
18:30 Start
3200円 (toricotのお菓子とSwan Coffeeのコーヒーつき) 
出演 山田稔中森泰弘(ヒックスビル) 直枝政広カーネーション)イシカワアユミ 片桐はいり
草とten shoes(Opening Act)