草とten shoes台湾ツアー記その6 台北〜帰国編

怒涛の草テン台湾ツアーも無事行程を終え、最終日はオフにしてみんなで観光でもしようということになり。取りあえず台北市内へバスで移動しようとしたのですが、バスの乗り方が今いちわかりにくいのです。みんなでグーグルさんところのマップを頼りに乗り場を探し、「あ、あれに乗るんじゃない?」と目的のバスを見つけるも、我々の前をそのバスは無情にも素通りして行くのです。どうやら台湾ではバスが来たら「乗りますよ」の合図として手を上げないと止まってくれないらしいのです。そんなタクシーみたいなシステムがあろうとは。次に来たバスにみんなで「止まって〜」と一斉に手を振り、何とか乗り込めたのですが、私の交通カードだけ料金が足りなかったらしく、ピコーンピコーンと警報が鳴り止められてしまったのです。「どうしたことかっ!これは五十嵐に台湾でバスに乗らせないの会の会員による妨害行為なのかっ?」とパニクり、「ならば現金で支払いたいんですけど!」と言うも運転手さんは英語を喋れない様子で。見かねた岩崎さんがささっとカードを貸してくれて、その場で2人分を払ってくれたので何とか乗り込めたのですが、想定外のことが起こると焦りますね。どうやら初日に地下鉄に乗るのに使った交通カードにはデポジット分しか入っておらず、チャージがされてなかったせいではと推測されたのですが、その割に地下鉄に乗れたのは何なのでしょうか。その謎の答えは風に吹かれてるのさ〜と心の中でディランを歌って自らを落ち着かせた私ですが。海外ではバスに乗るだけで冒険なのです。
「これから女性陣はヘアサロンに行くけどゆうくんはどうする〜?」と聞かれ、台湾の地でおじさんがヘアに輝きを増してもらっても何なので、事前にネットで調べておいた中古レコードを扱っているリサイクルショップに行く旨を告げると、岩崎さんがその場でその店の名前を検索して。「あ、そのショップ、私たちの行く店から近いよ〜」と言うので、ヘアサロン近くのバス停でみんなで降りたのですが、いざそこからマップでそのリサイクルショップを探してみると「現地点から3.5キロ」と表示されるのであり。3.5キロて!全然近くないじゃん!と呆然としたのですが、どうやら岩崎さんの検索にヒットしたのは同じリサイクルショップの別店舗で、私の行きたい店とは違う場所だったのです。今からまたバスやタクシーに乗るのも何だし、まあ3.5キロくらいなら歩くか、と徒歩で向かいまして。見知らぬ台北の街をひとりで歩く心地良さです。自分は旅人なのだなあと悦に入りながら、風景を眺めながら50分ほど歩くと目的地のその店に到着しまして。
そこは日本で言うハードオフみたいな店で、CDやDVD、おもちゃや本などが雑然と並んでいるのです。その一角にレコード棚があったので早速掘り出しまして。やはりレコードを掘っていると落ち着くものです。1時間くらいは掘っていたでしょうか。途中岩崎さんから「終わったらみんなでSOGOに行って食事するのでそこで合流ね」と連絡が来ていたので、果てSOGOはどこにあるのかと調べたら現地点から3キロ離れているのであり。そうこうしてるうちにあやから電話があり、「もうSOGOに着くけど場所わかる?」と聞かれたので「実は目的の店がヘアサロンから3.5キロあって50分歩いて来て、ここからSOGOへはさらに3キロ離れているのだ」と答えると「3.5キロ?50分も歩いたの?馬鹿じゃないのっ?」と呆れられ。「もうタクシーで急いでSOGOに来て!」と言うのですが、レコードを買ってしまったので手元に現金が少なく、タクシーに乗れなそうなのです。どうしたものかと歩いていたら目の前に地下鉄の駅があったので、「そうだ電車で行こう」と相成り。交通カードにチャージして電車に乗ろうとすると再びあやから電話があり、「大変だ!ともちゃんが財布をなくした!」とのことで。岩崎さんがタクシーで支払いをした後、財布を置き忘れてしまったらしいのです。「今カード止めたり対応してるからゆっくり来て良いよ〜」とのことで。色々な事件が起こるものだと思いながらほどなくSOGOに着き、みんなと合流しまして。岩崎さん曰く海外用の財布だったので被害額が小さかったのが何よりですが、「隣であやちゃんがゆうくんと電話してて3.5キロだ、50分だと大騒ぎしてたから財布置き忘れちゃったよ〜」と風が吹けば桶屋が儲かるくらいの距離感で私が3.5キロ歩いたことに原因がある旨を報告して来るので、「それは言いがかりと称す案件では?」と静かに思った私です。台湾財布喪失桶屋繁盛事件として記憶に残る案件となりました。
そしてSOGOの地下でヘアに輝きを増した女性陣と鼎泰豊という有名店で食事をして。今回の旅の締めとなりました。ここもすべてのメニューが美味しく。とにかく毎回ご飯に外れのない旅でしたね。
その後はみんな自由行動となり、私とあやは折角だからとmoln商品の買い付けに行き。両手に買い付けた洋服を抱え、誠品書店というお洒落なショップを見学した後、ホテルに帰りました。(TAIPEIというオブジェの前で記念撮影しました。)最終日も盛りだくさんの内容でした。かなりの距離を歩いたので、さすがにくたびれましたけどね。
そして一行は次の日の早朝の便で無事に帰国しまして。まあ病気や怪我もなく旅を終えられたので良かったです。バンドも少しながら成長出来たのではないでしょうか。我々、帰宅して速攻ミル坊を撫で回したのは言うまでもありません。ミル坊のおかげで台湾の方々と交流出来たよ、と報告したら「へー、それは良かったにゃ」というような表情をしておりました。また機会があれば台湾に行きたいものです。
ぜひ11月24日の台湾凱旋ライブに足を運んでいただけたらと熱望する我々です。心からお待ちしておりますということで。






草とten shoes台湾ツアー記その5 台南〜台北編

台湾ツアー、ライブも残り1公演となりました。この日は朝からみんなで台南名物のサバヒー粥を食べに行きまして。サバヒーとは台南地域で獲られるミルクフィッシュと呼ばれる白身の魚で、ミルクとフィッシュの2つが名前に入っているとなれば食べないわけにはいきません。ホテル近くの人気店に行き岩崎さんが全員分注文したのですが、人数を間違えてあやの分だけ注文が通ってなかったというプチ事件もありつつ、いただいたサバヒー粥がめちゃくちゃ美味しく。出汁の効いたスープとご飯とサバヒーの組み合わせが抜群で、毎日食べたいくらいの味でした。
みんなで美味しい美味しいと食べていると何やら店内に明らかに芸能人オーラを放った綺麗な女性がテレビカメラや照明、音声さんと共に入って来まして。おもむろにそこでグルメロケが始まったのです。台南の有名な女優さんなのでしょうか。スタンバイの時には「このロケたりーな、まじで。私ほどの大女優にこんな仕事振るなよ事務所も。あー早く帰りて〜」然とした態度だったのに、いざカメラが回ると笑顔で「何て美味しそうなんでしょう〜!」ときちんと仕事していたのでみんなで「プロだな〜」と感心した次第です。「追加で頼んだあやちゃんの分のオーダー、忘れてないかなあ〜?」と岩崎さんが厨房に確認に行ったついでにカメラにフレームインしていたので、台南のグルメ番組に岩崎さんがチラリと映っていたかもしれません。私も「あやの分のオーダーは今作ってるのかしら〜」とつぶやきながら女優さんの顔を頻繁に確認しに行ったりしたので、あの日本人の集団何なんだと撮影クルーに思われたことでしょう。
そして一行は台南から再び台北へ移動しまして。あやこさん夫婦はそこから帰国するとのことで、撮影や物販などお世話になったお礼を言いつつお別れしまして。空港近くのホテルにチェックインして、また車移動で初日に挨拶に行ったVoben雑誌図書館へ向かう一行、いよいよ台湾での最後のライブです。
本番まではまだ時間があったので、買い物したりランチをしたりと過ごしまして。ランチは飛び込みで入った路地の小さな定食屋さんで、メニューに英語表記もないし、定員さんは英語喋れないし、我々は漢字をどう読むのかわからない中、身振り手振りで何とか注文出来ました。(アユミさんが指差しで注文した丼が美味しそうだったので「私も同じやつ!」と乗っかるという手法を用いました。)ここも適当に入った店なのに安くて美味しかったですね。何て名前の料理を頼んだのか結局わからずじまいだったんですが。
そしてVobenに戻りサウンドチェックとリハーサルを行い、いよいよ本番です。美しい本棚を背景にしたステージは見映えも良く、「ここでアー写撮れるね」ということで何枚も撮影し、本番も少しインスタでライブ配信しました。日本の雑誌がたくさん置いてある中、ミル坊の掲載された「ねこ」という雑誌も置いてあったので、「この子うちの猫なんです!」とライブ中に紹介したらリアクションが良く。終演後にはお客さんやスタッフさんたちから「うちにも猫がいるんです!これうちの子です!」とスマホで猫の写真を見せ合い、「可愛い〜!」とみんなで盛り上がるというアジアプチ猫会議が開催されました。犬と猫は世界を繋ぐのです。ハナさんのお店で招き猫を買ってくれた人も来てくれて嬉しかったですね。ミル坊もまさか自分が台湾の地で交流のきっかけになるとは夢にも思っていないでしょう。台湾ラストライブ、楽しんで演奏出来ました。サインしたり記念撮影したり、お客さんと交流出来ました。
撤収後は近くのお店で軽く食事して、一行はすぐにホテルに帰り休みました。4日連続移動してライブというのはなかなかのハードスケジュールなのです。「さすがに入れ過ぎかな〜」とみんなで話したのですが、まあ良い経験になりました。ツアーはバンドを鍛えるのに良い機会ですね。それを実感しました。
そんな草テンの台湾凱旋ライブにしてレコ発第二弾ライブが鎌倉で行われるのです。 これを見逃す手はありません。
11月24日(土)鎌倉moln
草とten shoes 1stアルバム「月曜日にさえずる」発売記念ライブ
出演:草とten shoes/高橋久美子/青羊(けもの)
開場17:30 開演18:00
料金\3000(+1drink)
チャットモンチーで作詞家、作家として活躍されている高橋久美子さんは自作の詩を朗読してくれます。ラジオのパーソナリティーとしてもお馴染みの彼女の語りがまた素晴らしいのです。草テンとも連詩や伴奏などでセッション予定です!青羊さんはこの日は吉田ヨウヘイgroupのギタリスト西田修大さんとのデュオで登場です。けものさんをずっとmolnに呼びたかったので念願叶いました。こちらも見逃せません!台湾ツアーを経た草テンの演奏をぜひ聴きに来て下さい。このツアー記を読んだ方はぜひに!
という告知で締めましたが、台湾にはまだあと1日オフで滞在するのです。こうして見るとなかなかの長期滞在です。台湾ツアー記、最終回もぜひお楽しみにということで。

草とten shoes 台湾ツアー記 その4 台南編

台湾ツアーも4日目となりました。この日は台中から台南へ移動してライブというスケジュールです。大人数でえっちらおっちらスーツケースを引きずり、新幹線に乗って台南へ大移動です。南というくらいだから暖かいのだろうな、くらいの認識だったのですが、いざ台南に着いてみたら猛烈に暑いのであり。30度近い真夏の気候なのです。よくよく地図を見てみたら沖縄より南側に位置していたのでさもありなんです。まさか11月に半袖を着るとは思いませんでした。
この日の宿泊先は築何十年という古い建物をお洒落にリノベしたとおぼしき民宿のような場所で。置いてある家具や小物などもセンス良く、素敵な空間でしたね。元々アパートだったと思われるこの建物は周りも民家やアパートなどに囲まれており、ベランダに干された洗濯物などで地元住民の方々の生活の様子を垣間見られました。そんな建物なので当然エレベーターがなく。重たいスーツケースやギターを4階まで運ぶのが大変だったのですが、それもまあ旅の醍醐味なのです。管理人の美人のお姉さんから流暢な日本語で「今回はポケモンのイベントで来たんですか?」と聞かれ、「いや違います、今回はライブしに来たんです、私たちバンドやってるんです!」と答えると、「え〜、そうなんですか?じゃあライブ見に行きますよ!」と、後で本当に見に来てくれてCDも買ってくれたのでありがたかったですね。(メンバー誰もポケモンをプレイしてないのでイベントのことは初耳でした。)
今回のライブ会場は屋外ということで、我々からしたら外での演奏は初体験なのです。ホテルから20分ほど歩くと正興街という地域があり。この地域には飲食店や露店などが賑やかに並び、日曜日ともあってここは原宿かと言いたくなるほどの人で溢れているのです。そこかしこで路上パフォーマンスを行う芸人がいたり、天才ドラマー少年がドラムを叩いていたり、おじさんが路上カラオケを披露していたり、何というかカオスと化しているのです。まさかこのカオスな感じの中で我々も演奏するのではあるまいなと思ったのですが、そのまさかだったのです。人気アイスクリーム屋の目の前と聞いていた会場に着くと人がさらに溢れかえっており。この暑さでアイスクリーム屋は大人気です。こんな人の多いところでライブをするとはと一同驚きつつ、今回の現場を仕切ってくれるコウさんの事務所にまずはご挨拶に行き。コウさんは小林賢太郎似で、話していて頭の良さが伝わって来るナイスガイで。元々何もなかったこの地に店を開き、現在の原宿並みの人通りを呼び集める先駆となった方だそうで。海外でしかも屋外、我々どんな悪環境でも頑張りますよ〜という心意気だったのですが、コウさんの仕切りでPA環境もキーボードも譜面台も用意してくれ、まさに至れり尽くせりの状況でライブを出来ることになり、感謝しきりでしたね。スタッフさんに何と草テンの看板まで作っていただき。(「東京職人」という肩書きが付いていたのが面白かったです。)取りあえず我々は会場近くのそば屋で腹ごしらえをし。ここの5歳くらいの男の子とブルドッグが可愛くて、すでにミル坊ロスになりつつあった私は「わ〜、可愛い〜」とわしゃわしゃとブルドッグくんを撫でまくって癒されてしまいました。猫と犬は世界を繋ぐのです。(「撫でる姿が異様でこわい」とメンバーから再び評されました。)
そしていよいよ本番です。我々がセッティングしている間にも「何だ何だ、何が始まるんだ?」と人がさらに集まり。超満員といった様子です。不思議なもので人がたくさんいると逆に緊張しないというか、みんな我々を目的に来ているわけではないし、全体リラックスして演奏出来ましたね。PA環境が整っていたので演奏もやりやすく。あやの歌も今までで一番良かったように思います。岩崎さんが英語でMCをしたのですが、英語がわからない人もいるだろうからという判断でスタッフさんが通訳してくれ、お客さんの反応も上々でした。アイスを食べながらライブを聞くという、みなさんの日曜日のお楽しみを演出出来たのではないでしょうか。(かおりんに頼んでインスタで生配信もしてみたのですが、いかがだったでしょうか。)
ライブ後にはいつものようにCDを売ってサインをして記念撮影をして交流が出来ました。ハナさんもわざわざ来てくれてライブを見守ってくれました。終演後には事務所でフルーツとアイスをご馳走になり。疲れていたので甘いものが身体に染みましたね。
休憩をしてコウさんのお店で買い物して、夕方にはご近所の食堂で打ち上げを行いました。観光客というよりは地元の人が食べに来る家庭料理のお店といった様相で、ジャッキー・チェンが映画内でもりもりご飯を食べるようなお店だなと思いながらふとテレビを見たら偶然ジャッキー・チェンの映画を放送しており。チラチラとそれを見つつ、みんなでライブの感想など話しながら食べたのですが、これがまたどれも美味しく。台湾は本当に料理にハズレがなかったですね。メニューにビールがなかったのでコウさんがわざわざコンビニで買って来てくれて、食べながらそれをぐびぐびいただいちゃいました。(ビールのない店では持ち込んでも大丈夫なのだそうです。)テレビではジャッキーが悪人に追い詰められ、すわ、どうなるジャッキー!あやうしジャッキー!というシーンになっており、「ここからどうやって切り抜けるんだろう〜」と思って見ていたら、そこでおもむろに店主がテレビのチャンネルを変えるのであり。「ええっ?一番良いところで変えちゃう?ジャッキーあの後どうなるん?気になる気になる〜!」と思ったのですが、みんなと会話しつつもチラチラジャッキーを見ていたことに気付かれても何なので、店主に抗議することなく黙ってコップのビールを飲み干しました。私の中で台湾のジャッキーはピンチのままです。あの後どうなったんでしょうか。
その後台南の街並みを眺めながらエレベーターのないホテルに帰り。今回は広めの和室にメンバー4人が寝るという修学旅行スタイルだったのですが、毎日移動してライブを繰り返して疲れていた我々は枕投げをしたりトランプをしたり「クラスに好きな子いる〜?」などと話す元気もなく、すぐに寝ました。暑さの中を路上で演奏したというのもあり。
台湾ツアー、明日もまだ続くのです。我々の体力は保つのでしょうか。果たして。







草とten shoes 台湾ツアー記その3 台中編

台湾ツアー、3日目はいよいよ實心裡生活什物店さんでの「草tenの展」初日です。巣巣、molnの商品に加えアユミさんの手作りの人形、私の張子が店内に1ヶ月間展示されるという草テンメンバーの魅力がぎゅっと凝縮された催しです。そもそもは2年前、草テン結成直後に岩崎さんがここのオーナーであるハナさんに「新しく始めたバンドの展示とライブを台湾のお店でぜひやらせて!」とお願いして実現に至ったという展示なのです。そして「折角台湾に行くのだからCDを作って売ろう!」ということでレコーディングも事前に完了し。ハナさんもハナさんで折角みんなが台湾にライブに来るならと、我々のためにどどーんと台湾四都市公演をコーディネートしてくれたという。岩崎さんとハナさんの社長力によって今回の台湾ツアーは実現したようなものです。何というか社長はスケールがでかいのです。
そんな今回のツアーの要の地とも言える實心裡生活什物店さんですが、ここがまた素敵なお店で。本や雑貨に囲まれた洗練された空間で、とても居心地が良かったですね。我々が会場に着くとすでにライブの準備がされており。機材をセッティングしつつ、それぞれの展示の商品を並べつつという、ミュージシャンと店主両方のモードを同時に発動させながら準備しまして。ハナさんは勿論、旦那さんの王さんもとても優しい方で、スタッフさんたちも笑顔で対応してくれて、とても雰囲気の良い空間が出来上がりました。巣巣の家具もmolnの作家さんたちの作品もアユミさんの人形も私の招き猫も不思議と調和しておりました。ライブの準備もバッチリで。ハナさんの飼い犬の小羊ちゃんがとても可愛く、すでにミル坊ロスになりつつあった私は「わ〜、可愛い〜」とわしゃわしゃと撫でまくって癒されてしまいました。猫と犬は世界を繋ぐのです。(「撫でる姿が異様でこわい」とメンバーから評されました。)
そしていよいよライブの時間になりまして。見知らぬ日本の新人バンドなのだし、お客さん少なくても頑張りますよ〜という心意気だったのですが、お店がSNSなどで広く告知してくれたおかげでたくさんの方にご来場いただき。前回は岩崎さんが英語でMCをしたのですが、この日は通訳さんが現場にいてくれて、草テンがどういう成り立ちのバンドなのか、なぜに台湾に来ているのかなど詳しく説明してくれまして。我々の話にうなづいてくれたり、笑ってくれたりとお客さんのリアクションも良く、とてもやりやすかったですね。最後の方には手拍子などもいただけました。あやの声も最初は緊張していたものの、後半からどんどん出ていたし、アユミさんも岩崎さんもリラックスして楽しんで演奏しておりました。とてもピースフルなライブになったのではないでしょうか。
ライブ後はスイーツなども振る舞われ、お客さんたちに向けて我々ひとりひとりがインタビューのような形で展示の説明などもして。展示もくまなく見ていただけました。私は念のため絵の具も持参して行ったので、招き猫に名前を入れたりしてお客さんと交流出来ました。店主たちが組んでいるという、このバンドの特徴をプレゼンするのに最適な場になったのではないでしょうか。みなさんに喜んでいただけたようで嬉しかったですね。
終演後の打ち上げでは台湾名物の火鍋をいただきまして。この打ち上げから我々の友人のかおりんもツアーに同行することになり、色々バンドの手伝いや撮影をしてくれることになりました。2種類のスープでいただく鍋は絶品でしたね。台湾ビールもぐびぐびといただいてしまいました。
ホテルに戻った後はあやとかおりんとちょっと近所のコンビニに買い物に行こうとなり。夜の海外の路地を歩いていると「ああ、自分たちは旅に来ているのだなあ」と実感させられました。台湾にはファミリーマート(「全家」という表記でした)やセブンイレブンなどがあり。夜のコンビニには若者が多く、日本とそんなに変わらない光景でしたね。おでんなどもちゃんと置いてあり。酒は日本の氷結や一番搾りなどもあったのですが、値段はちょっと高めでした。やはり台湾ビールが安くて美味かったですね。少し蒸す夜の台中の街を3人でふらふらと歩きながら、旅情に浸りました。
そしていよいよツアーも後半戦に突入です。何とあと2本もライブがあるのです。我々の体力は保つのでしょうか。果たして。











草とten shoes 台湾ツアー記その2 台北〜台中編

草テン台湾ツアー、明けて2日目はいよいよライブ初日です。この日は台北から新竹という場所に移動というスケジュールだったのですが、出発までしばらく時間があったのでメンバーそれぞれマッサージに行ったり市場に買い物に行ったりと空き時間を楽しみ。みんなで少しだけホテルの部屋でリハをした後はガイドあやこさんお勧めのお店に行って地元人気店のランチを堪能しました。ここも凄く美味しかったですね。
その後あやとあやこさんから「ゆうくんも一緒にマッサージ受けようよう〜」と誘われ、まあ折角旅先だし受けてみるのも一興かと、近くのマッサージ店に入り足湯と足裏マッサージ40分コースというものを体験してみたのですが、これがまあ痛いの痛くないのって。足の裏のツボというツボをゴリゴリと押されに押され、それはもう悶絶に次ぐ悶絶で、「あたたたたたたたたたたっ!」と北斗の拳ケンシロウの如き大きめの雄叫びを上げ続けながら40分を過ごしてしまいました。ツボを押されて痛がる度に「はい、ここ胃腸〜」「はい、ここ座骨神経〜」「はい、ここ背中〜」と悪い患部を日本語で述べて行くマッサージ師のお姉さんにより「嗚呼、己は斯くも全身不健康であるのか!」と教えられ、不摂生の反省もした次第です。最後の方には最も痛い箇所を「はいサービス〜」とグリグリと念入りに押され「あ、あべし!」と北斗の拳のザコキャラの如く死亡したのは言うまでもありません。岩崎さんとアユミさんも午前中に同じ店のマッサージを受けて悶絶していたらしく、メンバー揃ってライブ前にクリスタルキングよろしく愛と足の軽さを取り戻した次第です。YOUはSHOCKを身を以て体感しました。
その後、一行は台北から新竹へ移動し。日本で言う新幹線みたいな特急列車に乗ったのですが、列車の作りも新幹線そのまんまでなかなか快適でしたね。電車の旅はどこの国でも楽しいものです。この日のライブ会場は或者書店という本屋さんで、駅からタクシーで向かったのですが、いざ着いたら全然本屋さんぽくない見た目なので「ここ違う場所なんじゃねーの?運転手さんよう〜」と文句を言いながらぐるぐる回ってもらったら裏手に目的地があり。「運転手さんごめーん、やっぱここだったわ〜」と言いながら降り立った或者書店は昨日のBovenに匹敵するお洒落で素敵過ぎる書店なのであり。日本で言う代官山蔦屋みたいなお店というとわかりやすいでしょうか。1階は本に囲まれ、2階は眺めの良いカフェになっており、「もうここに住みたい〜」と思うくらいの居心地の良さなのです。しかも店のあちこちに草とten shoesのライブを告知する素敵イラストポスターが貼られており。スタッフさんたちも「ウェルカム草とten shoes〜」と笑顔で迎えてくれるのです。もう嬉しすぎるのです。いざセッティングとなるとちゃんとPA機材も揃っているし、キーボードも譜面台も揃っており。しかもモニター環境もやりやすいのです。見知らぬ日本の新人バンドがのこのこやって来て、どんな悪環境でもライブ頑張るっす!という心意気だったのですが、外タレの如く好待遇で迎えてくれるのです。本番前には我々のためにヴィーガン料理まで用意してくれて至れり尽くせりなのです。(この料理がめっちゃ美味しくて思わず声を上げてしまうほどでした。)今回のツアーを仕切ってくれた實心裡生活什物店のハナさんもこの現場から合流してくれ、あやこさんの旦那さんの幸坂さんも日本からこの会場へ直行し色々サポートしてくれ、何というか光栄極まりない好待遇でツアー初日を迎えまして。
ライブはお客さんゼロでも頑張るっすという心意気だったのですが、お店の方が店頭やSNSなどで広く告知してくれたおかげで予想以上にたくさん来ていただき。いざ本番が始まると岩崎さんによる英語のMCにいちいちうなづいたり笑ったりしてくれて、曲が始まってもリズムに乗ったり熱心に聴いてくれたり、「私の踊り子」に至っては泣いているお客さんもいたりして、あたたかいリアクションに感激してしまいましたね。(台湾の人にも伝わる友部さんの歌詞の凄さです。)最初は緊張で声が震えていたあやも段々愛と足の軽さと声の調子を取り戻し、岩崎さんも流暢な英語で場の空気を掴み、鍵盤を弾く予定じゃなかったアユミさんも楽しげに演奏しておりました。(当初鍵盤が用意されていない想定でリハをしていたのです。)バンドはアルバム全曲と新曲「月曜日にさえずる」とタカテツさんからいただいた「波の音が聴こえたら」を披露し、それはもう良い感じで本番を終えまして。
終演後はCDを買ってくれたお客さんにメンバー全員でサインをさせていただき、記念撮影や談笑などとたくさんのお客さんと交流出来て嬉しかったですね。見知らぬバンドがいきなり海外へ飛び込んでリアクションしていただける嬉しさたるやです。お店にCDも置かせてもらえたし、ポスターのイラストを描いてくれたスタッフさんとも記念撮影し(ポスターは記念に持ち帰りました。額装して飾りたく思っております)、会場を後にしまして。
我々、この日はライブ後に即移動という慌ただしいスケジュールでまたタクシーに乗り込んで駅へ向かい、再び新幹線で今度は台中へ移動しまして。移動中にビールなど飲んで軽く打ち上げしてしまった私ですけどね。(新幹線内では飲食しても良いのです。)みんなも思わぬ好リアクションに高揚しておりました。
いざ台中に着いて宿泊先のホテルへ行ってみたら、お洒落なデザインのなかなか良い感じの建物で。フロントの方が日本語を少し話せたので、私のギターを見て「コンサートですか?」などと話しかけてくれて。今回8キロ近いギターのハードケースを毎日持ち歩くのが一番しんどかったのですが、これを見ると「あ、ライブしに来ているんだな」とすぐに理解してもらえるのは良かったですね。
そんなわけでツアー初日は大成功で終えることが出来ました。疲れで泥のように眠ったのは言うまでもありません。明日はいよいよ草テンメンバーによる展示の初日なのです。





草とten shoes 台湾ツアー記その1 台北編

11月1日、記念すべきアルバム発売日から幕を開けた草とten shoes台湾ツアーですが、初日はまず台北入りするところから始まりました。成田空港でメンバーと、今回ガイド兼お手伝いで同行してくれるあやこさん(岩崎さんのお姉さん)と合流し、一同台北行きの飛行機に乗り込みまして。あやこさんは過去8回ほど台湾を旅しているという強者で、今回のツアー日程と宿泊先、交通手段など詳細が書き込まれた旅のしおりを作成して来てくれて、とても心強かったです。(我々毎日これを参照しながら行動しておりました。)岩崎さん、アユミさん、あやとメンバーみんなは「台湾の食べ物楽しみ〜」「何食べよう〜」と演奏とは若干違うベクトルでテンション高めでした。初めてのツアーがいきなり海外というのもこのバンドらしいといえばらしいのでしょうか。
台北までは3時間弱のフライトで、私は落語を聞きながら過ごしていたのですが、聞いているうちにウトウトしてしまい。「芝浜」の「やめとこう、また夢になるといけねえ」のサゲの部分でふと目を覚まし、一気に江戸の世界から台北への機上へと引き戻され、まだ少し時間があるので再び寝ようかと思ったのですが、「やめとこう、このフライトが夢になるといけねえ」と江戸の心意気でしおりなどを眺めているうちに台北に到着しまして。
空港では入国審査のゲートを通って台北の地に降り立つのですが、どうやらパスポートを見せつつ顔を撮影し、指紋を採取するシステムらしいのです。私が並んだゲートの担当の方がメガネをかけた「ちょっとSっ気のある美人教師レイコ」といった風情のお姉さんで、やけに客に対して当たりが強い感じが見て取れたので、「私はあの女教師レイコの審査をうまく切り抜けることが出来るだろうか」とドキドキしながら並んでいると私の番になり。いざレイコ先生の前に立つと「パスポート!」といきなり強く上から言われ、「は、はいっ!」と気弱な生徒の如くおずおずと差し出すと「新人バンドのくせに生意気に台湾ツアーだなんて!」となじられているような雰囲気で顔を見られ、撮影され、次に指紋を採取される段になり。採取の際、自分の両手の人差し指をカメラに当てるのですが、これがまたなかなかうまく撮影出来ないのです。カメラがピッと小気味良い音を一向に鳴らさないのです。「オレの指紋、頑張れ!己の刻んできた44年の歴史をレイコとカメラにぶつけろ!」とマイ人差し指をこれでもかとグイグイカメラに押し付けているとレイコから「左手っ!」と体言止めによる上からの命令が飛び。思わず「は、はいっ〜!」とビクッとしながら左手の指をさらにこれでもかとカメラに当てるとピッと鳴り、ようやく撮影が成功したらしく。「もういいわよ、行きなさい!」とレイコ先生に言われ、「はいっ!う、うわ〜ようやく終わった〜」とホッとしながらエスカレーターを降り、待っていたみんなと合流し、さあタクシーに乗ろうかという段になってある異変に気付いたのです。そう、私のパスポートが手元にないのです。先ほどレイコ先生から戻されずにゲートをくぐり抜けて来てしまったのです。
「おいおいおいおいおい、マジかっ!」となり、急いで戻ろうとするも警備の人たちに「ここからはもう戻れないぞ!」と何度も止められたのですが、その度に「こちとらパスポートが戻って来てないんじゃ!ボケ!緊急事態なんじゃ!!」とルー大柴並みの英語力を駆使し各地をするりと潜り抜けながら先ほどのゲートまでダッシュで戻り。ハアハアと息を切らせながら再びレイコ先生のところへ行き、「あの〜私のパスポート戻されてないんですけどっ!?」と言うと、レイコ先生はこちらを振り返り、「遅かったわね」みたいな表情の後、指でメガネをくいっと上げながらニヤリと笑みを浮かべ、「1番ゲートにあるから取りに行きなさい〜」と静かに言うのです。何じゃその放置プレイは!ていうかパスポート渡し損ねたのならその場で声掛けて呼び戻せや!何笑みを浮かべながらこちらの動揺を眺めとんねん!メガネをくいっと上げながらニヤリじゃねーよ!こちとらパスポートなしで移動しちゃうところだったんだぞ!わーんわーん!と(心の内に)叫びながらダッシュで1番ゲートに走り、「私のパスポートがここにあるって聞いたんですがっ!?」と問うと担当の人がデスクに無造作に置かれたパスポートを手に取り「え、これお前のか?」と見せると確かに私の物であり。「イッツマイン!!」とルー大柴の如きテンションで叫びながらダッシュで担当者の手から奪い取り、私のパスポートは無事手元に戻ったのでした。いやー危ないところでした。レイコ先生の放置プレイに弄ばれ、興奮する人もいるのでしょうが(いるのかしら)、私はもうこの手の授業はノーサンキューだと思った次第です。
そんなレイコ先生の個人授業を終え、一行はようやくタクシーで宿泊先に向かいまして。車中から看板に並んだ漢字の数々を見て「あ〜、台湾に来たんだな〜」と実感しましたね。この間ラトヴィアに降り立った時とはまた違う感動がありました。やがて到着した宿泊先は入口こそ古めかしい感じでしたが中は小綺麗なとても良い感じのホテルで。(今回岩崎さんが宿泊先を全員分手配してくれました。)みんなチェックインし、いざ自分たちの部屋に入ろうとしたのですが、ここのドアの鍵がなかなか開かないのです。何度どう回してもビクともしないのです。「オレの腕、頑張れ!己の刻んできた44年の歴史をドアと鍵にぶつけろ!」とこれでもかと鍵を回すのですが開かないのです。「ゆうくんは鍵開けるの下手だな〜」と代わりにあやが開けようとするもやはり開かないのです。これは「五十嵐に台湾のホテルの部屋に入らせないの会」の会員による妨害なのか?ひょっとしたらレイコ先生のSプレイがここにまで及んでいるのか?いずれにせよ部屋に入らないことには休めないぞとあせり、再度フロントに戻り「鍵が開かないんですけど?」と言うとフロントの可愛いお姉さんが「では一緒に部屋まで行きますね!」と付いて来てくれて。お姉さんは私のギターケースを見て「バイオリンですか?コンサートでいらしたんですか?」と聞くので「いや、これはギターです。今回はバンドのツアーで来たんです。私はギターを弾くのです。ふっふっふっ」と話しながら「台湾の美人ホテルマンと会話する日本のギタリスト」をつい小粋に演出してしまったのですが、それくらいの小粋は許して欲しいものです。なにせレイコ先生の地獄授業の後ですもの。結局鍵はお姉さんに開けてもらったのですが、この鍵はクセが強いらしくその後も度々開かなくなり、何度かトライするうちに開けるコツがわかりました。まあこういうのも旅の醍醐味というものです。
そしてようやく荷物を置いた一行はツアー最終日にライブをする予定のBoven雑誌図書館という書店に機材の下見と挨拶を兼ねて行くことにしまして。MRTという地下鉄に乗って移動したのですが、旅慣れたあやこさんがみんなに悠遊カードなるものを買って配布してくれまして。これは日本で言うPASMOみたいなカードで、これにチャージするとコンビニなどでの買い物でも利用出来るのです。それを改札にかざし、地下鉄で移動する草テン一行。早速ツアーぽい雰囲気になって来ました。ちょうどラッシュ時だったのか電車内はなかなか混んでおり。あやこさんによると「台湾では地下鉄は飲食禁止」とのことで、国によってルールが違うのだなあと思った次第です。
そして着いたBovenはお洒落なブックカフェで。店内には日本の雑誌がたくさん並べられているのです。こんな素敵な場所でライブをするのか〜と数日後の自分たちを想像して身の引き締まる思いがしたのですが、同時に楽しみにもなり。スタッフさんたちに挨拶し、機材の確認をし、記念撮影もし、会場を後にしました。そして敏腕ガイドのあやこさんに連れられ、お楽しみの夕食タイムになり。そこから10分ほど歩いて行った先はあやこさん推薦のお店ということで人気店なのか平日なのに混んでいて、しばらく待ってから入店したのですが、小籠包などどれも美味しくて満足でした。(この日はあやの誕生日だったのでお祝いも兼ねて乾杯しました。)台湾ビールも飲みやすくて、滞在中はずっと台湾ビールばかり飲んでおりました。メンバーみんなのテンションも美味しい台湾料理によって保たれておりました。ツアーに於いて食は大事なのだなと実感した次第です。台北の街は車も人通りも多く、たくさんのスクーターが溢れんばかりに道路を走っており、20年前に台湾に来た時と変わらない光景だなと思いました。(1台のスクーターに3人乗って爆走している様は爽快でした)
そして満腹でホテルに戻り。ようやく旅の初日は終わりました。寝る前には「この旅が夢になるといけねえ、否、レイコ先生の地獄授業はむしろ夢になってくれい」と逆芝浜状態を望みながら眠りにつきました。
草テン台湾ツアー、明日からがいよいよ本番なのです。


「月曜日にさえずる」発売、そして台湾ツアー

草とten shoesの1stアルバム「月曜日にさえずる」ですが、いよいよ明日11月1日に一般発売になります。巣巣とmolnで先行販売をしておりましたが、ついに全国に向けてこのアルバムが旅立つ時が来たのです。本日10月31日のフラゲ日に手にする方もいらっしゃるでしょうか。聞くところによると、タワーレコード渋谷店、横浜ビブレ店では試聴機にも入れていただけるそうです。私が昔やっていたバンド各駅停車やfishing with johnのアルバムも過去に試聴機に入れていただいたことがあるのですが、嬉しくて何度もお店に試聴に行った思い出があります。「ほほう、こりゃ良いアルバムだな」というリアクションをしながら、一般のお客さんの振りをしながら聴くのです。主演男優賞を獲得するくらいの高度かつ繊細な演技で。去り際にCDを手に握り「よし、これを買おう!」などという独り言を添えて。みなさんもハロウィンにちなんで「草とten shoesのアルバムを試聴機で聴いて、気に入って購入に至る人」の地味コスプレをぜひかまして欲しいものです。(コスプレだけでなく実際に購入して欲しいですが。)試聴機の入れ替わりが早いので、台湾から帰って来たらもうそのコスプレも出来ない可能性があるのが残念です。
そうそう、アルバム発売日から我々台湾にツアーに出かけるのです。實心裡生活什物店という素敵なお店で草テンメンバーの展示を1ヶ月させていただき、インストアライブも行うのですが、折角台湾に来るのだからと他のライブ場所もセッティングしていただいたのです。展示は巣巣、molnの商品やアユミさんの人形、私の張子などがずらりと展開される予定です。實心裡生活什物店さんのフェイスブックに詳細が載っております。どんな反響をいただけるのか楽しみです。ツアーの詳細、展示の詳細は以下になります。
〈新竹〉11/2(金) 19:00〜at或者書店
https://www.orbookstore.com/
新竹縣竹北市文興路一段123號
〈台中〉11/3(土) 15:00〜at實心裡生活什物店
https://www.facebook.com/solidartshop/
台中市南屯區大容東街10巷12號
〈台南〉11/4(日) 16:00〜
at 正興街蜷尾家冰淇淋前廣場
台南市正興街92號 前廣場
台北〉11/5(月) 19:00〜
at Boven 雜誌圖書館
https://www.facebook.com/boven437/
台北市大安區復興南路一段107巷5弄18號 02 2778 7526

「草tenの展」11月3日(土)-30(金)
at 實心裡生活什物店
408 台中市南屯區大容東街10巷12號
草ten生活雜貨及創作展
展期 2018/11/3-11/30
開幕音樂會 11/3 14:30-15:00
開幕茶會 11/3 15:00-17:00


台湾に行くのは20年振りくらいでしょうか。前回も張子の展示で行ったのですが、流石に街の印象も変わっていることでしょう。当時台湾では「ちびまる子ちゃん」が大人気で、街行く子供たちがみんなまる子のTシャツを着ていたのが印象的でした。さくら先生が亡くなって残念だなあという気持ちも台湾の方々と共有出来るでしょうか。台湾在住の方や旅行中の方など、ぜひどこかにお立ち寄りいただけたら嬉しいです。實心裡生活什物店では長く展示も行っています。タイミング合う方はぜひ覗いてみて下さい。
草とten shoes「月曜日にさえずる」はアマゾン、楽天などネットでも購入出来ます。ぜひその右手で(あるいは左手で)、お忙しい方は猫の手でも借りて、ポチっとクリックして下さい。あるいはタワーレコードなどお店でぜひご購入下さい。何卒よろしくお願いします。

月曜日にさえずる [KATS-001]

月曜日にさえずる [KATS-001]