YMO参観気分

先日chiyoda3331なるギャラリーへYMO写真展を見に行ってきました。
名カメラマン鋤田正義氏のYMO写真集発売記念ということだそうで。
写真集はだいぶ前に発売されたもので私は即購入したんですけどね。
何か紙質がペラペラだったり白紙が山ほどあったり箱を覆う写真が破れる作りになってたりで、
折角の名ショットならば奇をてらわず素直に良い作りの本でお願いしたかったよお兄さん、と
YMOものにはケチをつけないことで知られた(どこでだ)私が思わずケチをつけてしまった本なんですが、
写真自体は勿論素晴らしいわけなので、あの人たちの顔を是非ひと目見たいわ的な
恋する乙女テンションでいそいそと足を運んだという次第です。
このギャラリー、廃校になった学校の校舎を利用して作られているのだそうで。
秋葉原の電気街の喧噪を抜けると突然砂漠の果てのオアシスの如く建物が現れたので驚きましたけどね。
こんな良い立地のギャラリーが存在するとは全く知りませんでした。
建物内は黒板とか水飲み場とか下駄箱がそのまま残っているので思わず学生の頃の記憶が蘇りましたね。
さすがに自分はもういい大人になっているので子供の授業参観に来たみたいな気分になりました。
子供いないし授業参観も行ったことがないですけどね。
そんな元学校のたくさんの元教室の一室が会場になっていて。
入場したらYMOの缶バッジが貰えてそこで何割か私のテンションは自ずと上がってしまいました。
主催者が缶バッジで客のテンションを自ずと上げる作戦を目論んでいたとしたら作戦はまんまと成功したと言えるでしょう。
そんなテンションで臨んだ写真展ですが、初めて見るショットばかりで「おお!」とか口にしながら存分に堪能しました。
3人が揃うだけでオーラが出るというか何でしょう、ある意味アイドル的な存在なんでしょうかね。
私はビートルズの写真を見るとテンションが上がるので彼らの写真集も多数所有しているのですが、
それと同じ意味でYMOの写真集も多数所有しているのです。
この間も「OMIYAGE」という彼らの写真集の中でも傑作の誉れ高い本を入手し、
テンションが上がったばかりです。
そういえばうちの新メンバーの鎌田氏が何と時を同じくして偶然「OMIYAGE」を入手したらしく、
(それがツイッターにて判明したというのがツイッター即時性を示す例じゃないでしょうか)
同じ日に同じ古本(しかもなかなか手に入らないレアな部類の本です)を入手するなんて
若き男女だったら恋に落ちてるレベルの偶然じゃないかしらと想いを馳せたりしたのですが、
我々は若き男女どころかいいおっさん同士であるゆえ
「偶然っすね〜」「あの本良いっすよね〜」という短いメールを携帯にて交換するだけに留まったのですが、
同じバンドで演奏するメンバー同士としてはかなり波長が合っていると言えるのではないでしょうか。
本屋にて同じ棚の同じ本を取ろうとして手と手が触れて「あっ」みたいな状況です、言わば。
実際にそんな状況になったら「これは俺が先に見つけたんだい」「いいや俺が先に手に触れたんだい」と
取り合いになり血を見たかもしれませんが。
違う場所で見つけて良かったと言えるかもしれません。
そんな血の気は多くないですけどね、我々。
余談が長くなりましたが写真展、ライブ映像なんかも見られて楽しかったです。
日によってトークショーなんかもやっているようなので、
興味ある方は各種検索エンジンにて情報を得た後お出かけ下さい。
今度秋葉原に行く機会があればまた立ち寄ろうと思います、元学校。
誰かの授業参観気分で。