4月終わりのエフェクト

そんなわけで伊勢にいます。
遂にGWに突入ということで。
持ち込んだ風邪は「治ったのかな?治らないのかな?」の間をゆっくり
行き来しているような状況ですが、どちらかというと治った側にいます。
明確に「治る」の方へスイッチをオンにして完全治癒状態を得たいのですが。
四季の移り変わりの如くなだらかに治癒へ移動している様相です。
喉をやられていると体はもう元気なのに声が本調子じゃないのがもどかしいのですよね。
今日私と接した人たちは全員「あれこの人風邪ひいてるな」と気が付いたことでしょう。
風邪をひいている人の声は独特な鼻にかかった「風邪声」としか形容出来ないようなそれで、
その人の普段の声を知らなくてもその異変に気が付くものです。
ギターの音色を変えるエフェクターにはディレイやディストーションなど色々な種類がありますが、
風邪をひいた時の声色を再現する「風邪」なるエフェクターがあったら
聞いた人みんなが「あれこのギターの音、風邪っぽくない?」と思うことでしょう。
「水分取りなよ」とか「あたたかくして早く寝な」と声を掛けたくなることでしょう。
風邪っぽい曲のギターソロなんかには欠かせない音色です、「風邪」。
(あまり使用頻度は高くなさそうですが)
そんな新機種のエフェクターへと発想を飛躍させてみせたところで
風邪が完全治癒するかというとそうでもないんですけどね。
普段なら伊勢に着くや否や周囲へのロング散歩を敢行し、
古本屋を見たり川面を眺めたり虫の音に耳を澄ませてみたり
1年前と異なる街の光景に時の流れを感じたりするのが常なんですが、
今回ばかりはどこへも出ずに部屋で大人しくしています。
どうせ長い出張だし現地で編集作業でもやったろうと
今回はレコーディング機材も持ち込んでいるのですが、一切触れていません。
この先使うことなく再び送り返す可能性も浮上してきました。
せめて後半がっつり「持って来て良かったわ〜」と思えるようになりたいものです。
そしてがっつりロング散歩などキメつつ、
5月の始まりを堪能してやろうかなどと目論んでいます。
あとは心配なのは天気です。
五十嵐にロング散歩@伊勢をさせない会の会員による妨害行為の一環として
雨や風などが暴れるようだったら私はもう「知らないからっ」と拗ねて
ひとり不貞寝することでしょう。
そんなことのなきよう伊勢神宮に早めにお参りに行こうかと軽く決意しているこの頃です。
取りあえず健康が一番ですね。
何だかんだ言うても。