ブック、何処へ

唐突ですが仕事で伊勢に来ています。
伊勢に来るのは久々ですがもう何度も来ているので新鮮味はそんなありません。
もう我が街であるような慣れっぷりです。
今日は現地入りするだけだったので夕方頃のんびり着いたんですが、
取りあえず近くに(つっても歩いて15分くらいかかりますが)ブックオフがあるので
そこでブックでも物色してやろうかと赴いたところ何とブックオフがなくなっており。
全然違う店になっていたので思わず「え〜」といいともの客のような声を出してしまいました。
ブックオフのブの字も見当たらない変わりように最初ドッキリかと思ったほどです。
誰が何のために仕掛けたドッキリなんだいという話ですが。
全く予想もしないところに新鮮味を見出してしまったというわけです。
我が街、変化し過ぎ!という感じです。
そんなネガティブな新鮮味はノーサンキューでお願いしたいですけどね。
一昨年来た時は別な新刊本とCDを売る店が閉店しており、
「ああ立ち読みする場所がなくなったな。残された希望はブックオフだけか」
と思ったものですがそのブックオフさえもなくなってしまいました。
この辺りの人はどこでブックに触れるのでしょうか。
仕事で地方などに行く時は大体現地の古本屋や中古レコード屋などに行くんですが、
その手の個人経営のお店は今やもうどこも閉店してしまっているような状況です。
自ずとブックオフなどの大型セコハンショップに行くようになるわけですが、
場所によってはそういう店も閉店してしまっているのですよね。
何とも厳しい時代です。
ブックを物色するあてもなくし、私はただ闇雲に歩くという
徘徊と散歩のあいだのような妙なテンションで何もない風景を突き進み、
文化の香りがどこかにないものであろうかと天を仰ぎ想いを馳せたのです。
にゃーん。