5月放哉

気が付けば5月に突入していました。
まだ伊勢にいます。
5月に入ったと思ったら天気が崩れ始め、
昨日などは台風かと思わんばかりの激しい雨と風で、
しかも私の大敵「肌寒い」がトッピングで付くという最悪の天気で、
病み上がりの私を陥れる何者かの陰謀であろうかと空を仰ぎ嘆くに至ったのですが、
今日は何とか雨も上がり晴れたのでほっと胸を撫で下ろしました。
相変わらず天候に翻弄されている日々です。


昨日はそんな台風並みの大雨の中を横丁の社員さんたちと一緒に食事に出かけ、
美味しいお好み焼きや焼きそばやたこ焼きなどを食しました。
炭水化物過多な内容でしたけどね。
楽しいひとときを過ごしました。
しかし生ビールを頼んだら限りなく発泡酒に近い飲み物が出て来て、
いつから発泡酒はビールという名前に変わったのだろうかと店員に問おうかと思いつつも
空気が悪くなっても何だし、それはそれで面倒臭いので黙ってぐびぐびそれを飲んだのでした。
アントニオ猪木を頼んだらアントキの猪木春一番でも可)が出て来たようなものです。
最近はこういうのが嫌なので瓶ビールを頼むようにしているんですけどね。
余談ですが「アントキノイノチ」っていうタイトルの映画は
タイトルの時点で失敗作に終わってると思うんですがどうなんでしょうか。
見てないし見るつもりもないですけど。
(本当に余談ですみません)


今日は体調も回復して来たことだし、仕事終わりにふらっと近所へ散策に出かけ、
前回も訪れた猫のいる古本屋へ行ってみました。
残念ながら猫はいなかったんですけどね。
やはり古本屋は訪ねるだけで楽しいですね。
本棚を眺めながらしばし古本タイムを楽しみました。
折角なので(?)尾崎放哉句集の文庫を購入しました。
実は伊勢に入る前に名古屋を経由した時にも名古屋の古本屋に立ち寄って、
数冊買っているんですけどね。
旅先で本を増やす癖は抜けないものです。
そんなわけで尾崎放哉を読みながら伊勢滞在を楽しもうと思います。


「あらしがすっかり青空にしてしまった」
「血がにじむ手で泳ぎ出た草原」
「大空のました帽子かぶらず」(尾崎放哉)