CDも同時に売る

職人展なんかに職人として出てる時は
色々面倒なので自分が音楽をやっているとか
なるべく伏せておくんですけども、
ふと他の職人さんと雑談中に
「いやー実は音楽やってて。CDも出してんのよね。」
とかついぽろっと言ってしまう場合もあって(笑)、
たいていの場合
「それってどのくらい儲かるの?」とか、
即、お金の話になったりするのですが(笑)、
なかには「じゃあ俺が1枚買ってあげるよ。」とか、
粋な心の持ち主もいるもので、
今日もそういう職人さんに2枚ほど
買っていただいてしまいました(笑)。
僕と仲の良い音楽好きな職人さんも結構いて、
そういう人はすでに僕の活動を知ってくれているので
発売と同時に買ってくれているのですが、
なにしろ職人さんていろんな人がいっぱいいるので
なかには初めて僕が音楽やってるの知った。
なんて方もいるわけです。
しかしCD買ってもらうのは大変ありがたいのですが、
たいていの人はこういうfishing with johnみたいな、
音響系の、ミニマルなインスト音楽なんて
日常聴かないわけで、
おそらくよくわかんないんだろうなあ、
とかも思うわけです。
こういう音楽関係と全く違う社会にいて痛感するのは
いかに人々が普段音楽を聴いていないか。
ということで、
年に1、2枚くらいしかCD買わない。なんて人は
当たり前なんですね。
そういう人に理解してもらうのは至難の技なので、
たいてい適当に「癒し系なんです、今流行りの。」
とか説明しちゃうんですが(笑)、
癒す気あんまないし、流行ってるかわかんないっすけど。
というのが本音なんですが、まあそういうと
なんとなく「へーじゃあ聴いてみよう。」とか
なったりするので(笑)、
まあそういう感じで地味に広めてるわけですね(笑)。
でも以前、うちの常連のお客さまにも
CD買っていただいたのですが、
その方は「落ち着いて癒される感じだけど
常にどこかしらに緊張感を覚えさせる仕掛けがあって
素晴らしいですね。」という
素晴らしく的確な感想を述べておられて、
「おお、こういうふうに
丁寧に聴いてくださる方もいるのだ。」と
感動させられてしまったのですが。
そういう時は本当に嬉しいものですね。
まあ音楽もいろんな聴き方があるわけだし、
ひょっとしたらすごくその人の日常にハマる
場合もあるわけで、
どの人にも自信持って薦めている僕ですけども(笑)。
(でも音楽やってるのがマイナスに取られるような
場合もあるし、なるべく伏せるようにしてるのですが 笑)
いやー難しいものですね。