アコギアルバムを紹介

アコースティックギター中心の音楽をやる。
という明確なコンセプトを立てて
fishing with johnというユニットを始めた訳ですが、
なんとなくそれ以降アコギの音を意識して聴くように
なったわけで、アコギの使い方って色々だし、
可能性はまだあるなあなんて改めて思ったりするのですが。
今日はそんなアコギアルバムで最近よく聴いてるやつを
いくつか紹介したいと思います。


まず最近気に入ってるのはカーキキングってギターリストで、
今年のフジロックにも出たらしいので
知ってる方もいるかもしれませんが、
アコギ1本でリズム、ベース、メロディーを
全部奏でるという超絶テクの女の子で、
なんかギターをピアノのように横にして
叩いたり、両手タッピングで演奏したり
(タッピングってHR、メタルの人がよくやりますが)
すごい人なんですがまだ若干24歳らしいですね。
超絶テクニック、というだけなら感心して
おしまいなんですが、曲もなかなか良くて、
さらにこのカーキキングにはクラシックな感じというより
むしろパンキッシュな印象をその佇まいに抱いたので
結構気に入っています。
あとアコギ奏者が創る音響もので日本人てのは
あんまりいないと思ってたんですけど
(だから自分がやったというのもあるのですが)
moose hillっていう伊藤ゴローさんのユニットが
とても僕好みのアコギ音響を奏でていたので
なんだいたんですか、こんなにいいギターリストが。
とか結構後になって知ったんですけども。
今や売れっ子みたいなので
僕だけか知らなかったの。とか思ったんですが、
(最近はクラムボン原田郁子さんのソロアルバムに
曲を提供するなどギタリストとして以外にも
作家としても注目されているようです)
naomi&goroや、鈴木惣一朗青柳拓次両氏とのユニット
RAMなど、ほかのユニットでも活躍されていますので
ぜひ注目ですね。
moose hillさんとは11月25日のライブで
我々fishing with john、共演させていただきます。
ぜひお楽しみに。)
あと最近よく聴いていたのがHERONっていう
70年代のフォークグループのアルバムで、
屋外でライブレコーディングされているので
鳥の鳴いてる声とか環境音がそのまま入っているのも
いいんですが、アコギの音もいいし、
ハーモニーも最高なのです。
うちのギターのフィジキさんに勧めたら、
早速買って気に入っていた模様です。
最近紙ジャケで再発されたので手に入りやすいです。
(僕はなぜか韓国盤を入手したんですが)
あとチューダーロッジっていう70年代の
プログレフォークのグループがいて、
これも英国の田園風景が目に浮かぶような
アコギに男女混合のハーモニーが美しいアルバムで、
ヘロンを聴いてたらこれも聴きたくなったので
また聴き返してたんですが、
これってプログレなのかなあ、とか疑問なんですが(笑)
フォークとかソフトロックとかいろんな要素があって
楽しめます。すごい凝った変形紙ジャケで再発されてます。
あともう1枚紹介したいのがペイルファウンテンズの編集盤
「Longshot for your love」で、
80年代のネオアコバンドの未発表集みたいなやつですが
アコギセットによる演奏がほぼ全編収められていて、
管楽器とアコギと蒼い歌声が青春な感じで、
胸キュンです(笑)。
こういうジャカジャカ鳴らすアコギのサウンド
いいんですよね。
このアルバムってメンバーがボートで
水しぶきあげてる青春な感じのジャケで
いいんですよね。
僕は相当好きですこれ(笑)。
そんなわけで最近よく聴いてるアコギ名盤を
挙げてみましたが、
まだCSN&Yとかいろんなのがあるのでまた紹介したいなと
思います(笑)。
アコギって奥深いですね(笑)。