時間を優雅に 寡作の日常

暮れも押し迫って参りましたが
変わらず忙しくさせていただいておりますよ私は。
それにしても1年て早いですね。改めて。
ちょうど1年前のこの時期のことが
ついこないだのことのように思えてなりません。
え、あれからもう1年経ったの?
と誰にかはわかりませんがつい問うてしまう私です。
さっき朝食だったのにもうお昼?
くらいな感じですよ。感覚として。
全然お腹減ってないですよまだ。
でも減ってないけど食べざるを得ないわけで。
時間てやつは全くどうしたものでしょうか。


ところで最近は漫画家の江口寿史の「正直日記」という本を
電車の中でずっと読んでいるのですが
「書く気が起きない」「全然仕事が捗らない」など
駄目人間っぷり全開の生活がご陽気な感じで書かれていて、
「描かない漫画家」はこうして成立されるに至っておるのか。
と改めて思いながら読んでいるのですが面白いですよ。
私の中で漫画家の生活というと「まんが道」のイメージが強く、
徹夜して描いてラーメンを「んまーい」と食すような感じなのですが、
この人は徹夜なんかできねえとあっさり眠り、
締め切りなのに描かずラーメンを食べに出かけ
やはり「んまーい」といった感じで食しており、
ラーメンを食べるのだけはまんが道と同様なのだなと認識しました。
あと、これの文中に私の知人も出てくるので
それとなく嬉しい感じです。私には何の関係もないのですが(笑)。


ところで彼と同様に描かない漫画家に
よしもとよしともという人がいるのですが、
数年前に描かれた作品の後編がまだ描かれてない模様で、
もう永遠に描かれないのではないかと思ってしまうのですが、
一体こういう人はどうやって生活しているのでしょうか。
ラーメン食べているうちに一日が終わってたりするのでしょうか。
そういうのが優雅なのかそうでないのかよくわかりませんが
そういう人にも1年という年月は経過されるわけで、
時間てやつは全くどうしたものでしょうか。
なんて思ってしまう私ですが。


ところで魚喃キリコという女性漫画家がいて、
そのスマートな画風と詩的なネームが私は大好きなのですが、
こういう人もラーメン食べてんまーいなのだろうかとか
変なことを思ったりするのですが、
寡作の漫画家の暮らしとかちょっと気になったりしますよね。
漫画描いてないけど描いてる感じ。
みたいな感じがして。
描いてない間にどういうこと描いてるのか気になったりします。
ところで魚喃キリコ嬢はすこぶる美人なのですが、
そんな美人が人目につかぬ場所で下書きしてペン入れして
ベタ塗って消しゴムかけたりしてるのを想像すると
その美貌が無駄使いされてる感じがして
勿体ない感じがしてしまうのですが、
全く持って余計なお世話でしょうね(笑)。


そんな感じでまた長々と書いてしまいましたが
早く寝なくてはいけないのですよ私は。
明日も早くから忙しくさせていただくわけで。
時間てやつはすぐになくなってしまうのです。
優雅に使いたいものですね。