小春日和ループ

このところ暖かい小春日和が続いていて
昼間は大変過しやすいのですが、
願わくばこのささやかな陽気が永遠に続かないものか、
レコード上の針飛びの如く
「小春日和、小春日和、小春日和」と
永遠に同じ季節をループさせる機能はないものかと
想いを馳せてしまう私なのですが
冬はすぐにやって来るのですね。
将軍とかそういう名前で。
軍てあなた、引き連れて来ないでよ家来を、と、
懇願したい衝動に駆られるのですが
冬将軍とは良く言ったものです。
冬三等兵とかだったらあんまり寒くなさそうですもんね。


ところで小春日和って英語でIndian summerていうらしいですが
向こうでは夏扱いなんですね。
語源を調べようと辞書を引いてみたら
「空は澄んでいるが夜は冷え込むので、
もやがかかり空気は霞んでいる。」という
小説の描写の如き文章の解説が載っていて、
それはそれで何か詩的だけど語源が知りたいのだよ私は、
と、辞書と自分の思惑のずれを認識するに至ったのですが、
インディアンのサマーは普通のサマーと違うのでしょうか。
こんな小春日和の穏やかな日はというと、
「淡紅の秋桜が秋の日の何気ない陽溜まりに揺れている」という
さだまさTHINGの「秋桜」を思い出すわけで、
山口百恵の歌唱と共に「嗚呼、お嫁に行くのかお前さん。」
などと哀愁漂う感じになるのですが、
これが「インディアンサマーにハッピーウェディングさ!」
みたいなアメリカンなノリだったら歌の雰囲気台無しですよね。
「さだの辞書にインディアンサマーという言葉は無し。」
これを覚えておいた方が良さそうです。
や、別に覚えておかなくても良いです。


ところでお笑い芸人の村田渚氏が亡くなられたそうですね。
今更知ったのですが。
彼が昔やっていたフォークダンスDE成子坂というコンビ、
凄い面白くて大好きだったんですけどね。
解散後しばらくピンで活動していたんですけど、
また新しく鼻エンジンていうコンビを組んで
再出発し始めた時期だっただけに残念です。
合掌。