センチメンタルブルーの色彩

近頃、花屋を見かけると店先の小鉢を物色する習慣が付いたのですが、
日々草は薬草の王様らしいが王様がこんな安価で良いのか?
などと思ったり、センチメンタルブルーなる名前のキキョウを見ては
そんなセンチメンタルブルーな名前で良いのか、
ちょっとセンチメンタルに過ぎるんじゃないか、などと思ったり、
アジサイがこれだけの量で1000円てのは安いのか高いのか、
肉の切り身が何グラムでいくらみたいなノリじゃないか、
などと考察したりしているのですが、
あんまりじろじろと見ていると客のおばちゃんや店員さんが
何この青年、気持ち悪いわ、という訝しげな視線で見てたりするので
そういう時は謝るようにさっさと退散するようにしているのですが、
逆に「何かお探し?」と服屋の店員みたいな笑顔で迎えられても何だし、
花屋での振る舞いをどうするのか私自身決めかねているわけなんですが、
私は花好きな心優しい青年です、みたいな主張をするつもりはないし、
そういう風に見られても嫌なわけなので、
あえてセックス・ピストルズを大音量で聞きながら花屋に赴くという
デストロイなよくわからない反骨精神で臨んだりしているのですが、
ピストルズと花の美しさは当然の如くマッチしないので
結局現場で音量を絞ったりしているので意味がないというか、
そもそもなんでピストルズやねんとも思うわけで、
そんな自意識は花の前には無力であるというというか
そんな自意識こそ気持ち悪いのであって、
私は素直にアイムソーリーという感じで夏の花を見て回っています。
夏がやって来るわけなので。
夏の花を迎えに行きたいわけなので。


そんな私は明日から仕事で水戸に行って来ます。
帰って来たら下北でのコタツ宇宙のライブにゲストで参加します。
人前でギター弾くの久しぶりかと思ったら4月以来なので
そうでもないんですね。


あとどうでも良い話ですが陣内&紀香の結婚式、
ムーディ勝山の歌のところだけちょこっと偶然見たんですが
いつものEmじゃなかったので、日によってキーが違うんだーという、
彼の歌唱に対しての新たな発見がありました。