言語性、身体性双方からのアプローチ

今年のM-1グランプリの決勝進出者はキングコングザブングル
ダイアン、千鳥、トータルテンボス、ハリセンボン、
POISON GIRL BAND笑い飯だそうで。
ザブングルとハリセンボンがちょっと意外でしたけど、
(漫才のイメージがあんまりないので)
両者とも実力はあるのでまあ順当じゃないでしょうかね。
ザブングルは「カッチカッチやぞ!」とか「悔しいです!」とか
定番の台詞で押して来ると思うんですが、
これを機にいよいよブレイクでしょうか。
ダイアンは関東ではあんまり馴染みがないだろうし、
全国区進出の足がかりになると良いですね。
キングコングはテンポと動きの切れが良く喋りは巧いものの
実はネタ自体は凡庸でそれほど面白くないコンビだと思ってるんですが、
(そういうのに限って売れている状況は音楽業界も同様です)
そう思ってる大多数のお笑いファンに真価が問われる舞台だと思うので
ぜひ期待したいものです。
評判は凄く高いようですしね。
(でもいいともとか見てる限り西野はスベってること多いですけどね)
落ちた麒麟は油断したのか力み過ぎたのかわかりませんが、
敗者復活で出て来たらそれはそれでドラマチックですけどね。
どうなるんでしょうか。
まあ私が一番ネタを見たいのはポイズンなので
それを楽しみにしたいと思います。
麒麟が出ないとなると優勝は10年目のトータルテンボス
満を持しての笑い飯かのどっちかでしょうかね。
でも何となく笑い飯には無冠の帝王的な位置にいてほしいというか、
ぜひ次回も出て盛り上げてほしいような気もするんですけどね。


ところで昨日は知人のダンスパフォーマンスを
昼と夜と2件、鑑賞して来たのですが、
コンテンポラリーダンスのハシゴというのも不思議なものです)
普段目にしない感じのアプローチが何だか新鮮でした。
私は普段言語そのものや一度言語化された思想やイメージを
音に変換したりなどして表現に臨んでいるわけなのですが、
身体性を全面に出すアプローチというのは普段取らないので
(楽器は身体性を伴うのですが回路が違うようなイメージなんですよね)
そういうものを目にするとちょっと不思議な感じがするわけです。
まあ表現の根本は同じだとは思うんですけどね。
それにしてもその知人に会うのは7年振りくらいだったんですが
実際には3日ぶりに会うかのような感じで全然違和感なかったので
それも不思議な感じがしました。
とても楽しかったです。


ところでジョン・フェイフィの曲に
「ブランデンスブルグの見えない住人によるダンス」という
不思議なタイトルの曲があるのですが、
どういうダンスなのか私は音や言語でそれを現すと思うのですが、
ダンサーは実際にそれを踊ってみせるのでしょうね。
見えない住人のダンスを見えるように。